教員による教員への“いじめ問題”が発覚した神戸市立東須磨小学校。各メディアによると同校は10月16日、保護者向けに説明会を開催。給食でカレーを提供することを一時中止すると発表した。加害教員が被害教員に対し、激辛カレーを強制的に食べさせられる動画が話題となったこの問題。ショックを受けたであろう児童たちへの対応策としているという。
Twitterでは「カレー中止」について賛否が分かれている。賛成する声は、こう理解を示している。
《俺が生徒なら給食でカレーが出ると事件を思い出して嫌だし、小学生だから悪ふざけをする可能性もあるし、中止の措置は間違ってないと思うけどな》
《児童がカレーで例の動画を連想して気分が悪くなってしまう子が複数人いたからってテレビで言ってたので一概にバカバカしい対応だとは思わない》
《子どもってストレスに触れると、弱る方向にいかずに、急に粗暴になったりして対応しようとする子もいるから、とりあえずカレーを出さないのはすべての生徒に対して当たり前の対応だと思うよ。繊細さって発露の仕方が違う》
いっぽう「食育」や「教育」という観点から、こんな否定的な声が上がっている。
《給食は単に食事ということでなく食育。だからこそカレーを排除ではなく美味しく素晴らしいことを食を通して伝え、悪いのはあの暴力的行為であることを伝えるべきで》
《小学校の給食にカレーが出るのは「食育」。それをやめてしまうのは「オトナの一方的な勝手都合」。何が一番「ためにならないか」を実践してどうするよ》
《給食のカレー中止問題、給食は子どもたちにとってただの腹を満たす食事ではなく食育的な側面もあると思うんだ とことん教育って意識が低い学校に思える》
そんななか、全国のインド料理屋からは「カレーに罪はない」といった声が上がっている。17日、静岡県にあるインド料理屋はTwitterで《給食のカレーに罪はありません》とつづり、従業員と思しき4名が笑顔で手を合わせる写真をアップ。すると1日たらずで5.2万件のリツイートと15.2万件もの“いいね”を記録した。
また他のインド料理屋からも《給食のカレーを助けてあげてください》《給食のカレーに罪はありません》《給食のカレーは許してあげてください》との声が上がっている。
さらにハッシュタグ「#カレーに罪はない」がトレンド入りを果たし、《カレーに罪はない。軽い冤罪》《なかば強引に共犯にされたカレーさんですら辞めるのに教諭たちはなに自宅療養してんの?》とカレーを擁護する声が相次いでいる。