また森法務大臣は事態について「責任を痛感している」とし、安倍首相に進退伺いを提出したことも明かした。しかし、安倍首相からは「検察の損なわれた信頼を回復するために引き続き職務に当たってもらいたい」と指示されたという。

 

世間から疑義が高まるなか、共同通信は25日に「法務・検察内では懲戒処分が相当と判断したのに対し、官邸が懲戒より軽い訓告処分にした」と報じた。だが同日に、森法務大臣と菅義偉官房長官(71)は「法務省と検事総長が決定した」と強調。報道を否定した形となった。

 

そうした黒川氏に対する処分の軽さや、経緯を詳しく説明されないことに批判が噴出している。

 

女優の小泉今日子(54)は25日に共同通信の記事を引用し、《こんなにたくさんの嘘をついたら、本人の精神だって辛いはずだ。政治家だって人間だもの》と辛辣にツイートした。

 

Twitterでは「#国家公務員法に基づく処分を求めます」のハッシュタグが広がっている。

 

《法務省の懲戒処分が、どういう経緯で、訓告になったのか説明してください》
《正しく調査をし、基準に基づき処分する。当たり前が歪められているので、声を大にして言いたい》
《法に基づいた、正しい処分を求めます》

 

時事通信社によると、安倍内閣の支持率は“退陣の危険水域”といわれる20%台にまで下落したという。果たして、どのように信頼回復をしていくのだろうか――。

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