「’11年の東日本大震災発生の直後にも、離婚と不倫の件数が増えました。先行きが見えない不安のために、それまでは心に蓋をしていた結婚相手への不満もあふれ出て、衝突も起こりやすくなっていたのです。またストレスから逃げるために不倫に走ってしまう人も多いようですね」

 

離婚相談士の岡野あつこさんは次のように語る。

 

「私のクライアントにも“コロナ不倫”をしている方はいらっしゃいます。新型コロナも地震同様に命に関わる災厄です。『もしかしたら死んでしまうかもしれない』という切羽詰まった心理が、『こんな人とは夫婦のままではいられない』と、離婚を決断させたり、また『いつ会えなくなってしまうかわからない』と、不倫相手のもとへ走らせたりしているのだと思います」

 

浮気相手に会いにいくための口実として、《マスクなど日用品を探しに行くと言う》と家族に言っていた男女が18.0%もいたことはコロナ不倫ならではの傾向といえるだろう。マスクの品不足すらも口実にしてしまうところに、執念を感じさせる。

 

「ホテルや飲食店での逢瀬ができなくなってしまった分、愛人宅での密会が増えているようです」と、岡田社長。また社長によれば、コロナ不倫をしている男性の言動には、いくつかのわかりやすい特徴があるという。

 

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