つまり、同僚やママ友とのランチにも危険は潜んでいるということだ。では、具体的にはどんなことに気をつけるべきなのか。左門氏はこう続ける。
「論文では、逆に家族での食事は感染リスクが高くないという結果になっています。これは人数の問題だけでなく、家族同士であれば感染の有無も比較的わかりやすいからです。
3密のなかでもっともリスクが高いのは “密集”です。人がたくさん集まれば、その分だけ感染者が交ざってしまう確率も高くなります。そういう意味で、今回の“ランチは危険”という結果につながったのだと思います。
ですので、お店には一人で行って黙々と食べるようにすること。または、ふだんからいっしょにいる人たちと少人数かつ短時間の食事会にすること。そして飲酒を控えること。そうやって気をつけていれば、ランチでもディナーでもリスクはそこまで高くはないはずです」
危機に立ち向かうためにも、改めて正しい認識を持つ必要がありそうだ。
「女性自身」2021年2月2日号 掲載
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