「ついこの前、車を乗り回す欧米人風の五輪関係者を目撃しました。日本の交通ルールに不慣れなようで、ウインカーも出さず車線変更禁止レーンに入っていたんです。選手村周辺はもう無法地帯と化しています……」
怒りをにじませながらこう語るのは東京都中央区にある選手村近くの住民。
コロナ禍のなかでの開催とあって、東京五輪の選手や関係者たちには競技場の外でもかつてない規律が求められている。
「一般人への感染防止策として入国後14日間、選手や大会関係者たちは競技会場、練習会場、宿泊先の3カ所のみを移動することが厳命されており、これは“バブル方式”と呼ばれています」(スポーツ紙記者)
しかし、このバブル方式には大きな“穴”があった。
「五輪組織員会が大会関係者などに入国後14日以内であっても“15分以内の外出はOK”という案内板を彼らの宿泊先に公に出していたそうです。野党から大きな批判を浴び、この“15分ルール”は白紙撤回されることになりました」(前出・スポーツ紙記者)
7月29日時点で、五輪関係者の新型コロナ感染者数は198人。さらに本誌は呆れた“バブル破り”の現場を目撃した。
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