9月17日に告示され、29日に投開票となる自民党総裁選。日々情勢が変わるなか、現在注目を集めているのが高市早苗前総務大臣(60)だ。
今月4日には安倍晋三前総理大臣(66)が高市前大臣を支持することにしたとの報道が。もし高市前大臣が自民党総裁になると、100代目にして初の女性総理大臣が誕生することに。
実現すれば快挙となるが、いっぽうで歓迎していない人たちもいる様子。そのため“高市総理大臣”を待ち望む人たちは、Twitterで「女性活躍推進につながるのになぜ応援しない?」とこう疑問視している。
《フェミ系は女性総理がとか日頃言いながら、高市氏には黙り。なんでだろ?》
《フェミニストは女性の社会進出を推進する考え方のはずなのに、フェミニストを自称する人は高市さんを応援しないじゃん?その理由を知りたいのよ》
《女性躍進ガーって言いまくるマスコミが高市氏を避けてて岸田一本みたいな言い方してんの笑える》
しかし、高市氏が総理大臣となることで“女性がますます活躍する社会”に本当につながるだろうか?
「高市前大臣は選択的夫婦別姓制度に反対しています。今年2月には同制度導入に賛同する意見書を採択しないよう求める文書を連名で、地方議員に送っていたことも判明。そのやり方は『地方議会への圧力だ』と問題視されました」(全国紙記者)
さらに高市前大臣は’17年、『朝日新聞』の調査で同性婚に対して「どちらかと言えば反対」とコメント。そして昨年8月、総務大臣当時の国勢調査で同性パートナーを“他の親族”としてカウントすることについて「同性カップルは区別する必要がある」とも発言。東京オリンピックの閉会式では、多様な家族の形を歌う楽曲『Chosen Family』が流れていたはずだがーー。
「’13年に『婚外子は嫡出子よりも遺産相続分が半分である』との規定を最高裁が“違憲”としたところ、高市前大臣は『すごく悔しい』とコメントしました。国民の多様性に対して消極的ともいえ、結果的に女性の活躍を狭める可能性が危惧されています」(前出・全国紙記者)