5月15日、Twitterにこんな衝撃的な投稿が――。
《バインミー買いに行った帰りに東急東横線で激ヤバなのに遭遇してしまった。電車止まって運転手が怒鳴ってた。趣味は決して否定しないけど、一部の撮り鉄さん》
列車の撮影を趣味とする、いわゆる“撮り鉄”と呼ばれる複数の男性が、遮断機によじ登って電車を撮影する様子の写真もあわせて投稿されていた。こうしたルール無視の”撮り鉄”に対してネットでは批判の声が殺到。
《常識どこいったwwヲタ活(撮り鉄)するなら公式(会社)に迷惑かけんなや》
《ここまでする連中がいるんだね…正直、ありえないわ》
《こういうアホなことするから、真面目な撮り鉄の方々が迷惑かかる》
本誌が投稿者に話を聞くと、15日の13時50分頃、神奈川県川崎市中原区内の東急電鉄・目黒線の踏切で起こった出来事のようだ。投稿者は当時の様子について「異常に気づいた運転手が電車を止め、そこから下りるように怒鳴っていましたが、注意された張本人たちは走って逃げていました」と、騒然とした当時の様子を明かしてくれた。
さらに、今回の件について東急電鉄にも問い合わせたところ、次の回答が。
「撮影時のマナーについてお願いをしておりますが、マナーに関してはお客さまのモラルに頼らざるを得ず、当社と致しましてもその対応に非常に苦慮しているところでございます」
東急電鉄では駅構内や電車を撮影する際、以下のように注意喚起しているという。
(1)運行中の列車に向けてのフラッシュ使用禁止
(2)立入禁止区域での撮影禁止
(3)列車運行に影響をおよぼす行為禁止
(4)三脚および脚立等を使用しての撮影禁止
それでも減ることのないマナー違反な”撮り鉄”による迷惑行為。一部の人の行為が、撮り鉄全体の評判を貶めていることに気づくべきではないだろうか――。