参院選の選挙活動中だった今年6月に自民党の萩生田光一政調会長(58)とともに統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)の関連施設に訪問していたことが報じられた自民党・生稲晃子議員(54)。「訪問は事実」と認めたものの、釈明した内容にも批判が相次ぐ事態となっている。
「デイリー新潮」によると、萩生田氏が生稲議員への支援を要請するため、2人で教団の関連施設を訪問。「週刊新潮」の取材に対し、萩生田氏は訪問を認めた上で、選挙の支援依頼は否定。生稲議員の事務所も「八王子での演説終了後、演説を聞いていた方から、“ここに来られなかった仲間が近くにいるので生稲さんのお話を直接聞かせてもらいたい”とのお話しがあり、スタッフが相談をして次の日程への移動の合間に(教会の施設に)立ち寄らせていただきました」と説明した。
霊感商法や多額の献金などが指摘されている統一教会と政治家との繋がりが連日、問題視されているなか発覚した生稲議員の施設訪問。このことが報じられると生稲議員に批判が殺到し、説明に追われる事態に。18日、報道陣の取材に対し、訪問の事実を認めた上で、
「統一教会の関連施設という認識はなかった」と釈明。その理由についてこう話した。
「暑かったので顔を直すこととか、きちっと間違いないように喋らなきゃいけないとか、そういうことに必死で何も見ずに。いつもそんな感じの移動なものですから、その時は全く見ていなかったんですね。だから、知りませんでした」
そして「国会議員として、一つ一つしっかりと慎重に把握して行動して参ります」とコメントした生稲議員だが、選挙活動中から精彩を欠く行動が目立っていた。
「NHKが候補者に向けて実施したアンケートを“ほぼ無回答”で提出。また“富裕層への課税強化”について毎日新聞のアンケートでは『反対』と回答したいっぽうで、朝日新聞には『強化すべきだ』と矛盾した回答をしていました。
また当選直後、『池上彰の選挙ライブ』(テレビ東京系)では、各局のインタビューをすべて拒否していたと伝えられました。生稲議員の選挙対策事務所スタッフは、時間に余裕がなかったことを理由に挙げていましたが、ネット上では『スタッフでなく自分の言葉で説明すべき』など批判の声が相次ぐこととなりました」(全国紙記者)
また、国会に初めて登院した8月3日には、報道陣を避けて正門でなく北門から“ひっそり”と登院。その姿に《既に保身や逃げ癖がついてしまっているのではないか》などの厳しい声が上がっていた。
前出の全国紙記者は、今回の釈明にも首をかしげる。
「生稲議員は『訪問先のことはよくわからなかった』と言いましたが、どこで演説をするかも分からないままついていくのは政治家として危機管理能力が低いと言わざるをえないでしょう。これまでの行動を含め、生稲議員には政治家という職務に対する軽率さが目立ちます」
ネットでは、そんな生稲議員に対して厳しい声がこう上がっている。
《生稲晃子が「暑くて顔を直すのに必死で…」みたいなこと言うのさすがにびっくりしちゃう。なんなんだろ、こんな娘に追及しても無駄だわって思わせるための作戦なのかな》
《知らなかったで問題なくなると考えていることがすごい。これで済むならば相手が例えば暴力団のような明らかな反社会的勢力だったとしても、知らなかったで済むということになるけどね》
《自分がどこで何の為に移動しているのかも不明では、何の政治活動をしているの?て思う》
《子供が親に連れられてわけもわからずについて行っているのと同じだよね》