9月8日、自民党は、党所属の国会議員379人と統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)との関係について調査結果を公表。179人が過去に接点を持っていたことがわかった。
統一教会関連団体の会合に出席し挨拶や講演を行ったという山際大志朗経済再生担当大臣(53)は「今後は党の方針に示されたとおり、当該団体とは一切関係を持たないように行動していく」と述べた。
昭和末期から霊感商法や高額な献金などが問題視されてきた統一教会。安倍晋三元首相(享年67)が銃撃され亡くなった事件が契機となり、連日テレビ番組や新聞が統一教会問題について報じている。しかし、その風潮に疑問を呈した人物が。実業家の堀江貴文氏(49)だ。
堀江氏は7日、自身のTwitterで次のように投稿した。
《いじめはダメとか言ってるのに何で統一教会問題とかでいじめまくるのかな。。》
また、山上容疑者に対して同情的なリプライに対しては《だからといって人殺しは絶対ダメだろよ。。しかもあんま関係ない人を》と返答していた。
統一教会について報じることを“いじめ”と並べて語った堀江氏。しかし、ある社会部記者は次のように指摘する。
「全国霊感商法対策弁護士連絡会は7月12日に開いた会見で、昨年にも3億円以上もの統一教会に関連する被害相談が寄せられていることを明かしています。また、政治家が統一教会と関わりを持つことは、統一教会が社会的に承認されているという“お墨付き”を与えることになります。
どんな背景であれ、堀江さんも言うように、山上容疑者が安倍元首相を銃撃したことは正当化されるべきではありません。ただ、同時に山上容疑者が犯行にいたったきっかけの一つである統一教会の問題を無視していいことにもなりません。このように社会的に問題が指摘されている団体について報じることは、いじめとは全く質の異なるものではないでしょうか」
堀江氏の持論には、ネット上で“見当違い”と批判が集まっている。
《あの殺人事件と、教会問題一般は、全く別の案件だと思う。あと、反社会的な宗教団体を糾弾するのは「いじめ」ではない》
《批判といじめの違いもわからないのですか?統一教会には、批判されるべきことがあるから批判されているだけのこと。本人に責任のないことで、「いじめ」られている訳では、全くありません。》
《堀江さんは理解に苦しむ 旧統一教会の方が信者に対していじめでは済まない酷いことしてるのに、何がいじめといってるのですか》
《論点ずらすな、今、問題になっているのは過去に何度も問題をおこし、今もなを改善されていないとされる組織と政治家が癒着し、政治家を広告塔に勢力拡大を図っていることを問題視しているのです。もはや安倍元総理狙撃事件とは別次元の問題。》
《いじめられたのは統一協会による被害者の方では?》