眞田神社【公式】Twitterアカウントより 画像を見る

《桜も満開で連日沢山の方が #上田城跡公園の #上田城千本桜まつりにお越し頂いてます。 #眞田神社にも大勢ご参拝頂いていますが、境内にゴミを捨てて行かれる方々がいらっしゃいます。神社はゴミ捨て場ではありません。 ゴミはゴミ箱に、無ければお持ち帰りください》

 

長野県・上田城跡公園内にある眞田神社が、4月2日に投稿したツイートが注目を集めている。

 

日本屈指の桜の名所である上田城跡公園では、1日から9日まで毎年恒例の「上田城千本桜まつり」が開催されている。園内ではご当地グルメや特産品の出店が集まる「二の丸横丁会場」が設けられており、夜間は桜がライトアップされることから出店も21時まで営業しているようだ。

 

だが、神社が冒頭のツイートに添えた写真には、境内に設置された自動販売機横のゴミ箱の上や下にカンやペットボトル、割りばしやプラスチック容器などのゴミが。なお、ゴミ箱は缶やビン、ペットボトルの回収ボックスであり、ビニール袋が被せられているにもかかわらずゴミが積み重なっていることが確認できる。

 

眞田神社といえば歴代の上田城主である真田信之・幸村親子、仙石氏、松平氏を御祭神とし、歴史ファンからも人気の高いスポットとして知られる。由緒ある神社にゴミが放置されてしまう事態に、Twitterでは《これは酷い》《これは、非常識だなぁ》と残念がる声が広がっている。

 

■神社は回答控えるも主催者は「はっきり言って残念」

 

本誌が6日、神社に問い合わせてみると「この件に関しては主催者にお問い合わせ下さい」との回答が。そこで、主催者である一般社団法人信州上田観光協会に取材を申し込むと、担当者が電話で対応してくれた(以下、カッコ内は担当者)。

 

まず、「上田城跡公園の一帯は以前より通年でゴミ箱を設置しておらず、園内で出たゴミは公園の利用者様にお持ち帰りいただくということで運営をしております」とのこと。その上で担当者は、お祭り期間についても「ゴミはお持ち帰りいただくか、または一部業者(出店者)などでゴミをお引き取りいただくというのが基本方針です」と説明した。

 

神社の境内に設置された自動販売機横には、桜の木があった。そうした場所にゴミが放置されたことについては、次のような回答があった。

 

「自動販売機の横にはカンやペットボトルなどをリサイクルする回収ボックスが置かれていますが、今回の件ではお祭りで飲食されたと思われる容器などが自動販売機周辺に捨てられていたケースが他にもいくつかあり、目立ってしまいました。

 

私たちのなかでは大多数の人がゴミを持ち帰っていたと認識しています。しかしながら、一部の人が回収ボックスのところに捨ててはいけないと理解しつつも、ゴミを置いて帰っているとすれば残念といいますか……。ある程度は想定される範囲ではありますが、キレイな桜と正反対のことですからはっきり言って残念ですよね」

 

こうした“ポイ捨て”を受け、公園内の自動販売機横に設置されている回収ボックスはビニール袋を被せる、もしくは撤去したという。一方、神社が投稿した写真では、すでに回収ボックスにビニール袋が被せられていたが……。

 

「お祭りが始まった1日は土曜日で、桜が満開だったこともあり非常に多くの来場者がありました。おそらく神社では土曜日にビニール袋を被せて、翌日曜日に撮影されたのではないかと思われます。境内のゴミは神社の方で処分されたそうで、それ以外の公園の場所の捨てられたゴミは私どもの方で集めるなど対応しました」

 

「上田城千本桜まつり」は昨年も感染防止対策を徹底した上で実施されたが、飲食やアルコールは自粛したという。行動制限が緩和された今年は、手指消毒の推奨や食べ歩きを控えてもらうよう「お休み処」を設けるなど取り組んでいるとのこと。

 

最後に今後の対応について聞くと、「基本的にゴミ箱を設置していないので、改めて考えることになります。あとは事業者がどのように考えるかにもよるかと思います」

 

公園をキレイに保つためにも、来場者一人ひとりがマナーを守ることが求められている。

出典元:

WEB女性自身

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