(ポケモンカード公式サイトより) 画像を見る

4月14日に「ポケモンカードゲーム」の新商品が発売されるも、全国各所で阿鼻叫喚の大騒ぎとなり、波紋を広げている。

 

今回発売されたのは「スカーレット&バイオレット」シリーズの拡張パックである「スノーハザード」と「クレイバースト」の2種類。本商品は3月17日に発売が告知され、同日にはパック30組ずつと周辺グッズがセットになった商品の抽選が開始されていた。その後、1週間おきにパック内容が順次公開されるなど、着実にファンたちの期待が高められていたのだがーー。

 

そうした事前の告知が行き渡り過ぎたせいなのか、発売前日の夜から各店舗で“徹夜待機”する人たちが続出したのだ。

 

「発売前日の夜中から早朝にかけて、コンビニや小売店などの販売店舗前に購入希望者が殺到。梅田、札幌、秋葉原、博多など各地で大行列が発生し、一部地域では警察が出動するほどの騒ぎに。当然、並んだ全員が買えるわけもなく、ネット上では《完売してた》《買えなかった》という声が相次いでいました」(WEBメディアライター)

 

こうした事態を受けて、14日の15時までに「ポケモンカード」は公式サイトで「『ポケモンカードゲーム』品薄への対応状況について」と題された文章を発表。「『ポケモンカードゲーム』の商品全般につきまして、現在品薄となっております。お買い求めいただけなかったお客様にはご不便をおかけし、心よりお詫び申し上げます」と、謝罪した上で「お客様のお手元へご希望の商品をお届けすることを最優先に考え、生産体制の継続強化、並びに不足商品の再生産と出荷を進めてまいります」と、今後も再生産と出荷を継続させると明らかにした。

 

しかし、こうした運営の対応についても、ネット上では懐疑的な声が上がり続けている。なぜなら、今回の新商品が販売開始されて間もなく、フリーマーケットサイトなどで同商品の高額出品が横行しているからだ。

 

「ポケモンカードの本来の目的は対戦ですが、ここ数年でカードそのもののコレクターが急増していることもあって、年々その価値は高まっています。希少性の高いカードはオークションサイトで、1枚で億を超える値段がついたものもあるほど。

 

なので“転売ヤー”たちにとって、ポケモンカードはいいビジネスになんです。今回もそこに目をつけて、高額転売を目論む人が大勢いたようです。販売する店舗によっては一部、1人当たりの購入数を制限するなど、転売を目的としたまとめ買いを阻止する対策を実施していたところもありました。

 

ただ今回の運営による発表では、そうした転売を控えるような通達はありませんでした。そもそも、昨年末に運営から発表された『開封後の単品カードの交換について』のガイドラインには、『オークションやフリマアプリで購入した商品が対象外』であることも明記されています。フリマアプリなどでの高額転売が、運営によって黙認されていると、不服に思うファンも多いのではないでしょうか」(前出・WEBメディアライター)

 

実際、フリマサイトを見ても今回の新商品が大量に出品されている。しかし、それでも転売行為に具体的な対策を打つ気配が見られない販売元に、ネット上では不満を訴える声が相次いでいる。

 

《ポケモンカードコンビニや家電屋が抽選販売や個数制限で転売対策してるのに株ポケ側がなんにも動かないの普通に見てて不快だよな 売ってくれる側が対策してくれ無くなったらポケカ界隈は転売で終わりそう》
《ポケカの運営いつまで転売ヤーに売るんだろ?運営のやりたいことはわからんでもないけど》
《本当にカードで遊びたい人とか、小さい子供とかの本当に求めてる人たちに届かんのが1番悲しいし、対策しない運営にも問題あると思うしこんなん悪循環でしかないやん、》
《転売ヤーも酷いけどそれをメルカリとかで新品の状態で売ってもいいよって言ってる運営さんもどうかと思うけどね笑》
《ポケカで警察沙汰だ転売目的だの…いい歳こいた大人が年甲斐もなくゲームの紙切れなんかに群がって、メーカーも紙なんざ大量に刷りゃいいだけなのに価値を高めるために品薄商法をやって。みっともない大人たちのせいで主役である子供たちに届かないの泣けてくるな》

出典元:

WEB女性自身

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