■’21年の救急出場件数 は74万3,703件。過去には“話を聞いてほしい”の要望も
東京消防庁のX公式アカウントも11日に、《【119番通報が大変混みあっています】》と投稿。《119番は緊急通報です。問合せや相談等を119番通報すると本当に必要な緊急通報に対応できなくなる恐れがあります。不要不急の電話については最後までお話を聞かずに切断する場合があります。他の緊急通報を優先するための措置ですので、ご理解をお願いします》と注意喚起。
その上で、《病院へ行くか救急車を呼ぶか迷ったらネットで検索できる「東京版救急受診ガイド」または電話で相談できる「#7119」をご利用ください》と呼びかけていた。
「東京消防庁では’21年の救急出場件数は74万3,703件で、42秒に1回出動している計算に。そのうち半数以上が入院を必要としない軽傷でした。過去には『眠れなくて、誰かに話を聞いてほしくて救急車を要請した』『本日病院に入院する予定が入っているが、自分で行くとタクシー代がかかるので救急車を要請した』など、不適正利用も報告されています」(全国紙記者)
なお総務省消防庁によれば、「#7119」を実施しているのは全国で15地域。宮城県、福島県、茨城県、埼玉県、東京都、新潟県、京都府、大阪府、奈良県、鳥取県、山口県、徳島県、愛媛県、高知県、福岡県となっている(’23年7月現在)。
また道県内一部では、札幌市、横浜市、南アルプス市、岐阜市、神戸市、田辺市、広島市が実施しており、実施地域は年々拡大傾向にある。救急車が適正利用されるためにも、「#7119」を利用する必要性が高まっている。
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