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《在日ウクライナ大使館はこのような呼びかけ及び例えを、日本国民及び日本政府の立場に矛盾するものとして強く非難します。ロシアは侵略国家であり、ウクライナから直ちに撤退すべきです。主権国家に対する侵略戦争はケンカではありません。侵略者を宥めることは終戦に導きません》

 

10月27日、X(旧Twitter)にこう綴ったのは在日ウクライナ大使館の公式アカウント。株式会社カタログハウスが発行する通信販売カタログ誌『通販生活』に、“異例”の抗議をしたのだ。

 

遡ること今月10日に『通販生活』のX公式アカウントで冬号の発売が告知されたが、表紙に掲載された文章が“ロシアによるウクライナ侵攻を煽っている”として物議を醸していた。

 

公開された表紙には、銃を構えた兵士が映るテレビ画面を一匹の猫が見ているデザインが。そして、“猫の気持ち”と思しき文章がこう添えられている。

 

《プーチンの侵略に断じて屈しないウクライナの人びと。
がんばれ、がんばれ、がんばれ。
守れ、守れ、守れ。
殺せ、殺せ、殺せ。
殺されろ、殺されろ、殺されろ。
人間のケンカは「守れ」が「殺し合い」になってしまうのか。
ボクたちのケンカは
せいぜい怪我くらいで停戦するけど。
見習ってください。
停戦してください。》

 

昨年2月にロシアがウクライナを侵攻して1年8カ月が経つが、戦闘は長引いている状況だ。『通販生活』の表紙に記された文章は停戦を訴えるものだが、“事態を矮小化している”と違和感を訴える声が続出する事態に。

 

《気持ちはわかりますが、言わば殺人被害者の遺族に「憎しみは何も生まないんだよ? だから今までのことは忘れて仲直りしろ」と説教するような感じになっちゃうと思います》
《インパクトを狙ったのでしょうが、残念な意味で驚きました。通販雑誌の意義は別にしても、軽薄な文面だと思います》
《侵略を受けても必死に生き抜こうとしている人々に投げかける言葉かよ 人の心がないのか》
《なぜ侵略しているロシアに向けて言わず、攻め込まれているウクライナに説教を始めるのか理解に苦しみます》

 

Xで批判の声が上がるなか、在日ウクライナ大使館も冒頭のように反応した形だ。そのため《バリバリの国際問題になってしまった》《あ〜あ…予想はしていたけど…国際問題になってもダンマリかな?》と、危惧する声も上がっている。

出典元:

WEB女性自身

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