6月上旬、東京都内の自宅から出勤した小池百合子東京都知事(71)。車に乗り込む直前まで、抱っこしていたのはヨークシャーテリアだった。
「小池都知事の愛犬といえば、ヨークシャーテリアの“ソウちゃん”が有名でした。“総理大臣”の“ソウ”から名付けられたそうで、長年可愛がっていたのですが、2021年6月に天国に旅立ちました。その後、都知事は深刻なペットロスに悩まされたそうです」(全国紙記者)
小池都知事が、新しいパートナー“メイちゃん”を迎えたのは、ソウちゃんが旅立ってから1年後のことだったという。小池都知事が留守の間は、長年働いている家政婦さんが世話をしているが、彼女は新パートナーを迎えた経緯についてこう語る。
「ソウちゃんは、(小池さんが)神戸からいっしょに連れてきて、18年もいっしょに暮していました。それだけに小池さんも私もペットロスに悩まされました。遺骨はずっと祭壇の前に安置していたのですが、納骨できたのも(旅立ってから2年後の)昨年のことです。
見かねた支援者の方からいただいたのが同じヨークシャーテリアのメイちゃんです。2022年5月に生まれたからメイちゃん。生後2カ月のころにこの家に来ました。先日、2歳の誕生日をむかえたばかりです」
メイちゃんは小池邸界隈のアイドル的存在で、近所の犬友はもとより、警護に配置された警察官からも可愛がられていた。だが小池都知事は、“もう2度と犬は飼わない”とも語っていたという。
「『デイリー新潮』の報道によれば、『私は、ソウちゃん以外に、もう二度と犬を飼うことはない。そんな気がする』と周囲に語っていたそうです。
また年齢の問題も指摘されていました。ソウちゃんが旅立った当時、都知事は69歳になる目前でした。昨今は、“70代や80代になった人は、年齢の若いペットを飼うべきでない”という意見を発信している団体もあります。“飼い主が看取ることができないのなら、最初から飼うべきではない”ということです」(前出・全国紙記者)
小池都知事は悩まなかったのだろうか。その点を家政婦さんに聞くと――。
「そうですね、(小池さんとメイちゃんの)どちらが長く生きるかはわかりませんが……」
そう言葉少なに答えるだけだった。だが新しいパートナーの存在が、小池都知事の活力になっていることは間違いないようだ。
政治評論家の有馬晴海さんはこう語る。
「今度の都知事選に出馬し、任期を全うすれば小池さんも76歳です。小池さんにとって最後の選挙になる可能性もあります。
ペットロスに悩まされたコロナ禍の時期には、小池さんは入院していたこともありました。そんな小池さんが70歳で新しい犬を飼い始めたということは、“自分はまだまだ健康でいられる”という自信があったからでしょう」
新パートナーは、小池都知事の政治生命をも左右することになるのか。