11月28日、「池袋暴走事故」の遺族である松永拓也さんを脅迫したなどとして、横浜市の中学3年生の女子生徒(14)を書類送検する方針を警視庁が固めたことが判明した。女子生徒の綴った中傷の文面に、ネットでは衝撃が走っている。
松永さんは今年9月、Xで《メールでの脅迫。 メールなら身元特定が出来ないとでも思っているのだろうか…》として、《殺してあげよっか?》などとの脅迫が記されたメールの文面を公開。10月13日には《殺害予告の件。警察によって加害者は特定されましたのでご報告いたします》と述べていた。
各メディアによると、女子中学生はこの殺害予告メールに加え、松永さんが10月に愛媛県松山市で講演を行った際にも、その主催者である松山市役所に対して「イベントやる意味あるのか」などと綴ったメールを10通ほど送っていたという。そういった言動から松永さんを脅迫した疑いや、松山市役所に対する威力業務妨害の疑いで書類送検される方針だ。
誹謗中傷を行っていたのが14歳の中学生だったこととともに、メールに記されていた中傷の内容があまりにも酷いとXではショックを受ける声が相次いでいる。
《これはあまりにも酷い。起訴され被告人となった時、何を思うのか》
《こんな手紙書いたら書かれた人がどんな気持ちになるかの「想像」がつかんのかね》
《子供は残酷に言葉を発するけどさすがに酷すぎるな》
11月28日、Xで《私に対する殺害予告の件。中学生(14)が書類送検されました。未成年があのような恐ろしい殺害予告を行ったことに、驚きと戸惑いを感じています》と綴った松永さん。
続けて《悩みましたが、未来ある未成年が、これからより大きな過ちを犯さないよう、私は先人として、毅然とした対応を取ることが重要だと考えました。彼女には未来があります。その未来のために、ちゃんと社会的責任を果たし、深く反省した上で、自分と他人の命を大切に生きていく一歩としてほしいと願っています》と厳しい対応をとった理由を説明している。