■「コーヒー飲む仲間もいない」
激務で時間がないから、“ぼっち飯”かと思いきや、単に食べる仲間が少ないだけという指摘も。
「議員仲間とはコーヒーすら一緒に飲もうとしないそう。食事に行っても、自分の好きなものをさっさと手に取って、食べたら終わろうとしてしまうのだから、誰も一緒に食事したいと思わないみたいです」(自民党関係者)
前出のベテラン議員は、人間関係が進次郎氏の弱点だという。
「誘っても、飲みにこないそうですから、親しい議員仲間はほとんどいない。よくいえば一匹狼といえますが、本当に総理を目指すなら“進次郎のためなら命を預ける”的な仲間は必要不可欠。寄ってくるのは、進次郎を応援したら自分も目立てるという、勝ち馬に乗りたい連中ばかり」
政治評論家の有馬晴海さんも同様の見解だ。
「小泉家は家族の結束が強いため、家族以外の心を許していない人に、自分の素顔をさらすようなことはしません。さらに、進次郎氏の根底には“国民からの人気がある”というおごりがあり、積極的に党内での人脈を作ってこなかったんです。だから、何かあればすぐに足を引っぱられてしまいます」
■「怖いのはコバホーク」
今夏の参議院選挙や秋の新米シーズンが正念場になるという。
「参院選までは、人気に影響する進次郎批判が出ないように、森山(裕)幹事長がにらみを利かせますが、選挙後は要注意。農水族からは苦言を呈する発言が続出するでしょう。そんななか、秋の新米価格が依然として高止まりするなら、立場も危うくなります」(自民党の中堅衆議院議員)
人気が急転するのは、政治の世界ではよくあること。進次郎氏自身も危機感を抱いていると、前出の有馬さんが語る。
「進次郎氏にとってショックだったのが、コバホークこと小林鷹之氏の存在。昨年の総裁選で、当選回数も年齢も近いコバホークが名乗りを上げると、党内の若手議員がこぞって支援に回りました。相当な焦りがあったはずです」
人気とアピール力が十分の進次郎氏にとって、さらに飛躍するためには、政策を語れる仲間づくりが大事なのだ。なぜなら、仲間は大事だからだ(進次郎構文風)。
画像ページ >【写真あり】カップ麺に舌鼓を打つ進次郎氏(他2枚)
