17日、前橋市の小川晶市長(42)は、ある騒動を受けて、自身の給与を5割減額した上で市長を続投すると表明した。
発端となったのは、9月24日にNEWSポストセブンが報じた小川市長と同市職員の既婚男性との“ラブホテル密会”だ。小川市長は会っていたことは認めるも、「公務やプライベートの悩みを相談したり、打ち合わせをしたりするためにホテルを利用した」などと、男女の関係は否定している。
報道後、小川市長は市議会に対して説明を複数回行っており、その度に“男女の関係はない”と完全否定し、“恋愛感情もない”と断言しているが……。地元政界関係者はこう話す。
「小川市長は“仕事の相談や打ち合わせだった”と釈明していますが、どう考えても無理がある。さらに密会相手の既婚男性職員は騒動を受けて市議会に事情説明書を提出したと報じられています。その中で、ラブホテルで会った理由について“出入りの際に誰にも会わず、人目を気にせずに話ができる場所として思いついた”などと説明しており、やはり苦しい言い訳を言わざるを得ないですね」
小川市長は自身の進退については6日の定例会見で「できるだけ早く、自分の責任の取り方についてはお伝えをしたい」としていた。そんななか、冒頭の通り、市長続投を表明。選挙公約を実現させる責任があるとして「全身全霊で取り組む覚悟。信頼回復を進めたい」と述べたのだ。
案の定、今回の続投会見を報じたネットニュースのコメント欄には厳しい声が並んだ。
《どうしても市長やりたいなら、ここは一旦辞任して出直しすべきだよな》
《やっぱり感覚がおかしいんですね。 減額よりも辞職の方が市民も納得すると思います。》
《マスコミや市民は不倫をした小川を責めているわけではなく、 むしろ見苦しい言い訳で不倫を認めず、小賢しい印象操作をしてまで市長に居座ろとしている小川を責めている。》
(すべて原文ママ)
「あの市長と同じですよね」と話すのは、前出の地方政界関係者だ。
「学齢詐称疑惑の静岡県伊東市・田久保眞紀市長は卒業証書のチラ見せなどで大きな話題になりましたが、後に“大学を卒業していない”ことが判明。結果として市民にウソをついたとされ、いまだ炎上中です。政治家はトラブルが起きたとき、迅速かつ誠実な対応が求められます」
一方でトラブルを上手く切り抜けた政治家もいる。国民民主党の玉木雄一郎代表は昨年11月、Smart Flashによって元グラビアアイドルとの不倫デートを報じられたが、
「報道直後に会見を開き“報道内容はおおむね事実”と認めて謝罪。報道後、党から3か月の役職停止処分を受けていますが、ある意味、軽傷で済んでいます。一歩間違えば政治生命を失いかけない騒動を“ウソをつかない”マスコミ対応で乗り切ったのです。
小川市長も“苦しい言い訳”を重ねるべきではなかった。とはいえ、今さら発言を撤回すればウソを認めることになるので、突き通すしかないのですが……」(前出・地方政界関係者)
もはや手遅れか――。
画像ページ >【写真あり】“前橋の長澤まさみ”と言われた頃の小川晶市長(他5枚)
