《もうこんなとんでもない暴言を吐くようになったら、自制が効いていない証…二度とTV等に出演させるなよ》
《これは酷すぎる 本来なら永久追放されるレベルだと思いますが》
《91歳とか隠居したほうが良いですよ、おじいちゃん。言って良いことと悪いことの区別もつかなくなってる》
《もうこの人を地上波で流すのは限界かもね、考えと時代が追いついていない》
《確実に田原総一郎は引退すべきだと思う。社会人として許されない》
Xでこんな批判の声が相次いでいるのは、91歳ながら今もジャーナリズムの最前線に立つ田原総一朗氏。発端は、19日に放送された討論番組『激論!クロスファイア』(BS朝日)で飛び出した問題発言だった。
放送日は、自民党と日本維新の会が、連立政権樹立の合意目前(20日に正式合意)というタイミングだったこともあり、番組では自民党・片山さつき氏(66)、立憲民主党・辻元清美氏(65)、社民党・福島瑞穂氏(69)の3名の参院議員をゲストに迎え、高市早苗自民党総裁(64)が首相に就任することを前提に議論が交わされた。
辻元氏は、高市氏が首相になった場合、保守的なイデオロギーを堅持するだけではなく、バランスを取った包摂的な政権運営を担うべきだと主張。辻元氏と同じくリベラルサイドの福島氏も、現在の高市氏が「ジェンダー平等に後ろ向き」などと指摘し、選択的夫婦別姓法案に賛成してほしいと求めた。
そして、ここで司会者の田原氏から問題の発言が飛び出す。田原氏は、辻元氏、福島氏に「(高市氏に)反対すればいいじゃん」と提言し、こう続けたのだ。
「あんな奴は死んでしまえと言えばいい」
ニヤリと笑みを浮かべる田原氏だが、福島氏は「それは絶対に……」と制止し、辻元氏も「田原さん、そんな発言して高市さんと揉めてたでしょ、前も」とけん制。騒然とするスタジオだったが、本誌が20日に田原氏の発言を取り上げた際も、Yahoo!ニュースでは批判を中心に6000件以上のコメントが殺到する事態となり、Xでも冒頭のような声が広がった。
この“暴言”のほかにも、まだ行われてもいない国政選挙で、野党が“高市自民党に負けた”と話すなど、発言が不安定な場面が見られた田原氏だが、そもそも、冒頭のような“引退勧告”が噴出するのは今回が初めてではない。ここ数年は、田原氏の“傍若無人”な振舞いが目立っていた。
たとえば、’23年10月に放送された、田原氏がMCを務める長寿番組『朝まで生テレビ!』(BS朝日)での一幕。パネリストとして出演した国民民主党・玉木雄一郎代表(56)が、大学の研究開発費が大幅に削られている現状を指摘する中で、田原氏は「そういう難しいことはともかく……」と玉木氏の発言を遮ろうとし、以下のように連発した。
「うるさい!黙れ!」「黙れ!」
さらに’24年7月、『Abema Prime』の特番に出演した際には、ゲストにもかかわらず他の出演者に見解を求めるなどMCのように振舞い、これを実業家のひろゆき氏(48)から注意されると、「違うよ!バカヤロー!黙れ!」と机を叩いて激昂。その後も、他の出演者の発言を遮ったことを咎められ、「違う!うるさい!うるさい!」とまさに“大暴れ”だった。
このような言動は当時も、《引退なさったほうがよろしいのでは》などと多くの批判を招いた。’77年の東京12チャンネル(現・テレビ東京)退社以降、ジャーナリストとして地平を切り開いてきた田原氏だが、本人が“現役バリバリ”のようにテレビに出続ける裏で、世間では“潮時”との見方が年々強まってきているようだ。
「田原氏は『朝まで生テレビ』をはじめ、“空気を読まない”積極的なMCスタイルで、丁々発止の討論を演出してきた実績があります。その心構えは今も変わらないようですが、ここ数年の田原氏は相手の発言を遮り、話の腰を折ってしまう場面や暴言が目立ちます。MCとして番組を仕切ることすらままならないようでは、視聴者としてもフラストレーションが溜まるばかりでしょう」(テレビ誌ライター)
次は“改心”した田原氏のMCが見られるといいのだが。
