「差が付きすぎている」の声も…蓮舫氏 盟友・辻元氏の“高市外交”批評が大好評…自身は批判が炎上の“明暗”
画像を見る (写真:時事通信)

 

■「考え抜いた末での選択であればこそ問題」辻元氏が呈した高市氏への疑問

 

そんな高市に対して、同じ保守派で知られるイタリアのメローニ首相(48)がトランプ氏との会談で冷静な態度をとっていた事例と比べる声も。さらには、女性であることを持ち出した性差別と捉えられかねない批判の声も散見されていた。

 

にわかに巻き起こった高市氏への批判だが、辻元氏はそうした風潮にXを通じて異論を呈したかたちだ。そのいっぽうで、高市氏には別の視点から疑問を抱いたようだ。

 

冒頭の文章に続けて、首相就任からわずか1週間でトランプ氏との信頼を築こうとした高市氏を労いつつ、《疑問だったのは、アメリカ=他国の空母に乗り込んで、まるでエキサイトしているかのように見せた高市総理の「ふるまい」だ》と指摘。

 

続けて《アメリカの原子力空母の上で、トランプさんを隣に気が緩む人がいたら逆にすごい》とし、《本人ではないので断定はできないけれど、高市総理にとってあれが「外交上の最適解」だったと考える方が自然だろう。つまり、考え抜いた末での選択であればこそ問題なのだと思う》と分析した。

 

また、今回の日米首脳会談が世界各国からも注目を集めていたことに触れ、《所信でも強い言葉で安全保障政策を語った高市総理の、米原子力空母上での「防衛力を抜本的に強化」宣言は、世界にどのようなメッセージを送ったのか》《「多角的な外交・安全保障」をうたう日本にとって、これが果たして「国益」のためによかったのかどうか疑問だ》とチクリ。

 

その上で、“本来あるべき姿”について、こう論じたのだ。

 

《外交の原則は、相手が大国であってもそうでなくても同じ。ホスピタリティの精神を持ちつつ、他国からも対等の関係に映るような姿勢を保つことだ》

《他国の空母の上での振る舞いは、世界にどういうメッセージを送るかを考えて、一挙一動、細心の注意を払うべき局面だと思う》

 

投稿の後半では《小泉防衛大臣が同じ「ふるまい」をしたらどうだろう》とも投げかけ、《「軽すぎる」「誤ったメッセージを送りかねない」と批判されても、「だから男は」とはならないし、批判の声が「男の嫉妬」ともならないだろう》と主張。最後は、《圧倒的に男性中心の仕事場に長くいて、「女の敵は女」「だから女は」的なレッテルが、女性・男性を問わず健全な議論を封じる場面を見てきた。外交と安全保障のリアルこそ議論しなくては》と締めくくっていた。

 

次ページ >「差が付きすぎ」高市氏への批判で辻元氏と比較されてしまった盟友・蓮舫氏

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: