「人を馬鹿にしてマウントを取る」石丸伸二氏 維新議員と激論も“嘲笑的”な「揚げ足取り」にSNSから疑問の声
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■「藤巻さんのご専門は何でいらっしゃるんですか?」

 

政界入りする前はみずほ銀行に勤務していた経歴を持つ藤巻氏。20代後半の頃、父が参院選に当選したことで秘書となり、永田町で過ごす中で、「金融経済に強い思い、深い知識を持った議員は思ったより少ない。多少なりとも金融の知識がある自分が入ることによって、強い日本経済を取り戻せるのではないか」と感じたことが、政治家を志すきっかけだったという。

 

ここで、同じく元銀行マンの石丸氏に対し、藤巻氏が「金融の世界に優秀な人は多い。そういう人たちが永田町、国会で強い経済を作ることが私は必要だと思っていますが、石丸さんはどうお考えですか?」と質問。石丸氏は「答えはイエス」と返すが、すぐに「藤巻さんのご専門は何でいらっしゃるんですか?」と聞き返した。

 

藤巻氏は、「(’08年4月から’12年の終わりまでの行員時代)2年間マーケットにおりました」と職歴を話そうとすると、石丸氏はさらに「2年間のマーケットで何を学びましたか?」「何を担当されてましたか?」と質問をかぶせた。普通のやり取りだが、何かがツボに入ったのか、石丸氏は肩を揺らして笑っていた。

 

これを受けて、藤巻氏は「私は銀座中央支店にいたので、中小企業の社長と話して、設備投資するから、いくら融資しましょう、みたいなことをやっていました。その後、バックオフィスに10カ月いたりとか、マーケットではプロップをやっていたので、1年半は為替の先物の部署とかではありました」と説明した。

 

三菱UFJ銀行時代は海外駐在歴もあり、計14年間勤務した石丸氏は、藤巻氏の職歴を「金融機関、特に邦銀に入って3、4年は丁稚奉公です。先輩が言ったことを、はいわかりましたって急いでやる。なので、残念ながら専門性は普通はないです」と一刀両断しつつ、「概論として専門性を持った人、金融機関出身の人が政治に入るのはもちろんいいと思います。ただ、それとこれとは別」と批評。

 

藤巻氏はこの主張に納得しかねる様子で、「専門性というよりは金融政策に思いを持っている政治家。安全保障、教育に思いを持っている人はすごい多いと思うんですが、金融に思いを持っている人は少ないと思う」と反論を試みるが、石丸氏は「思いでいいんですか」と笑い出した。

 

続けて、金融政策を“変えるべき”と熱を込める藤巻氏に、石丸氏が「どこを変えたらいいとお考えですか」と質問すると、藤巻氏は「(変えるためには)金融教育やっていくべき」と主張。「たとえば金融緩和と言われても、わからない方が多い。でも金融緩和の是非は選挙で問われるべきだと思うんです。自民党が続けてきた、アベノミクスが続けてきた金融緩和の是非というのは…」と発言の真意を続けて話そうとしたのだが、以下、こんなやり取りが続いた。

 

「アベノミクスが金融緩和を続けてきたと表現されましたが、それ正確ですか?」(石丸氏)
「だと思ってますけど?」(藤巻氏)
「ちょっと待て。金融政策の所管はどこですか?」(石丸氏)
「日銀がやってますよ、それは」(藤巻氏)
「誰が責任を負ってるですか?」(石丸氏)
「日銀総裁ですね」(藤巻氏)
「政府との関係は?」(石丸氏)
「独立ですね」(藤巻氏)
「ですよね。言ってること違うじゃないですか」(石丸氏)

 

石丸氏は、「その表現をされる方が金融教育と言うと、僕はゾッとしてしまう」と不安視するが、藤巻氏は「日銀はたしかに独立されてます。ただ政府の意向が全く関係ないかというと、これは否定できない。政府の意向を反映させたうえで、日銀の独立性の中で、金融政策を決めていくわけです(中略)だから全く関係ないというのは違いますよ」と譲らない。

 

いっぽう、石丸氏は「そんなこと言ってないじゃないですか(笑)。全く違いますよって。え?(日銀の)独立性が担保されているのに、(政府の意向が)影響するとは随分微妙なレトリック」と一蹴。そのうえで、日銀法第3、4条を持ち出し、「第3条で(日銀の)独立性を記した上で、4条で政府との足並みを揃えないといけないと、言葉を添えてあるんですよ。順序は3、4じゃないですか。それをごちゃ混ぜにするような表現は、しない方がいいんじゃやないかと思いました」と述べた。

 

このやり取りの中で、藤巻氏からは終始いら立ちが見て取れ、まだ何かを言いたげだったが、最終的に「金融リテラシーを上げていくことが重要だというのが、私の金融に対する一つの思いというところ。一人でも金融に関する思いを持った議員が増えるべきだと思っているということが言いたいわけです」と締めくくった。

 

しかし、この発言の数分後、藤巻氏の発言が発端となり、石丸氏が“キレる”場面が訪れる。

 

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出典元:

WEB女性自身

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