■「絶対間違った発言」中国総領事の“汚い首を斬る”発言にも反論
また、ポーちゃんは薛剣(せつけん)駐大阪総領事の“汚い首を斬る”発言に対しても、「正直、同じ中国人としては納得いかないというか、恥ずかしいというか」とコメント。「あれは絶対間違った発言」として、「中国全体はそういう野番な国だと思われるから、自分の言い分は正しいかどうかは別として、そういう立場の人が選ぶ言葉じゃないなって、俺は思ってる」と批判した。
いっぽう、日中関係の悪化はポーちゃんの身にも影響が出始めているようだ。ポーちゃんのYouTube動画が中国のネット上で出回っているといい、「俺の知らないうちに、中国のアンチがめっちゃ増えてるんですよ」と告白。ただ、なかにはポーちゃんの意見に賛同してくれる人もいるそうで、「ちゃんと言えば分かってくれる人もいる」「全中国は別に全部そういう反日な感じを抱いてるんじゃなくて、共に前を向いて進めようとする人もいます」と説明した。
戦争を回避することを訴えるポーちゃんは、「戦争になったら俺たち全員負けです。国籍というか国関係なく、みんな巻き添えを食らうから、本当に戦争だけは止めてほしい」と繰り返し平和を訴えていた。
また、中国で暮らす母親からも実家に戻るように促されているというが、「俺は戻りたくないんだよ。こういう形で中国に戻りたくないんだよ。もっと楽しい動画、もっとリアルな中国を伝えるために、中国に帰って動画を撮りたいんだよ」とポジティブな理由で帰国したいという。
高市氏の答弁をめぐっては、政府は25日に公明党の斉藤鉄夫代表(73)の質問主意書に対して、「存立危機事態に該当するかは、個別具体的な状況に即して持ち得る全情報を総合して客観的かつ合理的に判断する。政府見解は完全に維持しており、見直しや再検討が必要とは考えていない」と記載した答弁書を閣議決定した。
「日本政府は台湾問題に関して、“対話による平和的解決を期待する”と一貫した立場を示しています。そのため、“日本側が戦争したがっている”という見方は正確ではありませんが、ポーちゃんは双方の国民がSNSやネットで非難し合っていることを悲観し、そうした応酬が過熱することで“いつか戦争に発展したらどうしよう”という不安を抱えている様子でした。ポーちゃんの動画のコメント欄では中国側の対応を非難する声も散見されていますが、ポーちゃんの平和を願う気持ちを汲み取って《応援してます》《危機感めっちゃ解ります》と理解を示す声も寄せられていました」(WEBメディア記者)
画像ページ >【写真あり】「戦争したくない」日中関係悪化で不安吐露した中国人YouTuber(他1枚)
