「撤回したら中国の思うツボ」国民民主党議員 高市首相の“台湾有事”発言に毅然態度、追及した立憲議員にも“痛烈ダメ出し”
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■「嫌がらせをやってくるかも」榛葉氏が予測した“今後の展開”

 

また、榛葉氏の見解によれば、中国による日本産水産物の輸入制限や自国民に対する日本への渡航自粛要請は、「影響ほとんどないと思いますよ」とのこと。

 

その上で「非科学的な根拠で、中国は嫌がらせをずっと(してきた)。“日本からの海産物買わない”なんて言って」と述べ、中国からの訪日客についても「今、ほとんどね、団体客じゃなくて個人客なんですよ」とコメント。つい最近に沖縄や新潟を訪れたことを振り返りながら「全然、中国の観光客、大きく減ってないです。つまりは個人なんで」と述べ、今後についてこう予測していた。

 

「中国はまだこれから恐らく、嫌がらせみたいにね、色んなことをやってくるかもしれませんが、むしろ中国にいる日本企業や日本人は少し気をつけないとならないかもしれないですね。嫌がらせをやってくるかもしれません」

 

そんな榛葉氏は「しばらくこの状況続くと思うんですよ」とも述べ、「中国に依存しなくてもいいような状況を早く構築すること。ここにしっかり焦点を絞って、あんまり右往左往することないと思います」と言い切っていた。

 

日中問題について、熱く“持論”を語った榛葉氏。その様子を切り抜いた動画はXでも拡散され、《痛烈かつ適切すぎる》《ド正論》と支持する声が。だが反対に、《野党としてあるまじき意見。高市さんから秋波を送られているからかもしれないが。野党は政府を監視し、間違った方向性を糺す役割》と異論を呈する声もあり、様々な受け止め方がなされているようだ。

 

「榛葉氏は民主党政権時代に防衛副大臣や外務副大臣を歴任し、防衛分野を専門としています。いっぽう、高市氏の答弁を引き出した岡田氏の質疑をめぐっては、“わざわざ台湾有事の話題を出すな”といった批判もあります。とはいえ、野党として安全保障に関する首相の認識を問うのは当然のこと。

 

榛葉氏の“野党の質問の仕方が悪い”という意見は一理ありますが、高市氏も大串氏の追及に対して『特定のケースを想定したことについては、この場で明言することは慎もうと思う』と反省の弁を述べていました。

 

25日にトランプ米大統領(79)と電話会談した高市氏は、26日の党首討論で『対話を通じてより包括的な良い関係を作り、国益を最大化するのが私の責任』と、中国との関係修復に努める考えを示していました。事態がこれ以上悪化しないためにも、高市氏には難しい舵取りが迫られています」(政治ジャーナリスト)

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出典元:

WEB女性自身

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