■「飛行機が定刻に出発できない可能性」ANAが示した“ファイナルコール搭乗”のリスク
なお、神谷が利用したとされるANAの公式サイトでは、国際線の利用についてこう案内が記載されている。
《預入手荷物のあるお客様は、国際線出発時刻の60分前までに手荷物カウンターにて荷物を預けます。その後、保安検査場で検査を受け、国際線出発時刻の30分前までに搭乗ゲートに入場してください。預入手荷物のないお客様はそのまま保安検査場で検査を受け、国際線出発時刻の30分前までに搭乗ゲートに入場してください》
神谷は名前を呼び出されたかどうかは明かしていないが、「ファイナルコール」によって具体的にどのような支障が生じるのだろうか。そこで本誌は12日に神谷が利用したと見られるANAを取材し、13日夕方に広報部から文書で回答があった。
まず担当者によれば、「出発時間の10分前を目処に、搭乗締切最終のアナウンスをしております」とのこと。
もし出発時刻の10分前に乗客が現れなかった場合は、次のような支障が生じる恐れがあるという。
「お客様には出発時間の10分前までに搭乗ゲートにお越しいただくよう案内しております。お客様の搭乗後、荷物の貨物室への搭載作業や、飛行機の全てのドアクローズ作業、全てのお客様が着席していることの確認、パイロットが出発の許可を得るなどの工程が必要です。その後、飛行機が駐機場から牽引される時間が時刻表上の出発時間となっております。お客様が出発時間の10分前までに搭乗ゲートにお越しいただけない場合、その後の工程に影響を及ぼし、飛行機が定刻に出発できない可能性がございます」
また、SNSやネットでは「ファイナルコール=搭乗締切最終案内」と認識しているユーザーが目立つが、搭乗締切最終案内と個人名で呼び出される対応は異なるそうだ。
「搭乗締切最終のアナウンスと、個人名でのお呼び出しは別のものです。搭乗締切最終のアナウンスは上記の通りです。個人名でのお呼び出しは、搭乗されていないお客様が少なくなった段階で必要に応じて実施しています」
なお、神谷の投稿が炎上していることについては、「個人の投稿に関して、当社としてコメントする立場にございません」とのことだった。
騒動が拡大するなか、神谷は13日正午にXを通じて謝罪文を発表。数多くの批判を受けて、自身の行動を省みたようだ。
文書では《航空機の搭乗に際し、自身の遅刻によって航空会社のスタッフの方々や他の乗客の皆様に多大な負担と遅延のリスクを負わせたのにもかかわらず、それを軽視するような発信をしてしまいました》とし、《私の公共マナーに対する認識の甘さ、そして想像力の欠如が招いた事態であり、弁解の余地もございません》と反省。
今回の件で所属事務所や大学院からも厳重注意を受けたことを明かし、《自身の未熟さを痛感しております。今後は、皆様から頂いた厳しいご指摘を真摯に受け止め、社会的な責任を自覚し、行動を改めて参ります》とつづっていた。
今回の炎上で神谷が学んだことは多かったはずだ。
画像ページ >【写真あり】「常識なさすぎ」と大炎上した“ファイナルコール搭乗”投稿(他1枚)
