7日、中道改革連合(以下、中道)は安定的な皇位継承に関する検討本部の会合を行い、皇族数の確保のため、旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案を容認する方向とした。政府・与党が目指す今国会での皇室典範改正に向けて、党内の見解をまとめる狙いがあったとみられる。
「会合には、中道の衆院議員約15人が出席していたようです。与野党での全体会議では、女性皇族が結婚後も身分を保持する案に各党がほぼ賛同していますが、旧宮家の男系男子を養子にする案をめぐっては、自民党などの推進派と立憲民主党などの慎重派の間で対立。中道の見解に注目が集まっていた中での話し合いでした」(皇室担当記者)
しかし、この中道の見解に“異論”を唱える議員もいるようで……。
7日に自身のXを更新した中道の前衆議院議員の枝野幸男氏(61)は、時事通信の『中道、旧宮家養子案容認へ 皇族数確保策巡り』の記事を引用するかたちで、《嘘ですよね? 間違いですよね?》と吐露。続く投稿では《万が一にも、天皇制を破壊しかねない旧皇族養子案を認めるなら、お付き合いは仕切れません。》と困惑した様子だった。
さらに枝野氏は同日の投稿で、党内部では旧宮家養子を容認の方向に傾いているが最終決定ではないとの断りを入れた上で、《残念ながら私は今、現職ではなく意思決定に直接関与できる立場ではありません。》《最終決定までにさらに議論が深められ、私にも受け入れることができる中身となることを期待しています。》と複雑な心境を明かした。
そんななか、同日、枝野氏の冒頭の投稿を引用するかたちで、立憲民主党の蓮舫参議院議員(58)も《私も戸惑っています。》と反応。続く投稿では《立憲民主党所属の国会議員として、中道の政策決定に携わっていないので、どのような議論、決定に至る過程かはわかりません。》と綴っていた。
さらに中道を離れた議員からの苦言も。2月の衆院選で落選後、3月に中道を離党していた前衆議院議員の藤原規真氏(48)は同日、朝日新聞の記事を引用するかたちで《私は先月までこの不敬な政党に所属した。》と痛烈に批判。《私は履歴書を汚した。》とも綴っており、中道に所属していたことを後悔するような投稿を行っていた。
「2月の衆院選で、立憲民主党と公明党が合流した中道は、大きく議席を減らす壊滅的な結果となりました。その後は落選議員の離党が相次ぎ、’27年春の統一地方選に向けて地方議員の中道への合流は見送り、参議院議員でも先送りになったまま。不透明な状況のなかで、皇室典範改正に向けての議論も少々バタバタしてしまったのかもしれません」(前出・皇室担当記者)
中道の小川淳也代表(55)は8日の記者会見では、枝野氏のXでの投稿について「一定の結論を見出したいという、全体方針に影響はない」との考えを示していた。急ピッチで進む党内の立て直しとともに、皇室典範改正をめぐる議論をどのように着地させていくのだろうかーー。
