■「30駅においてホーム柵を整備する計画」
こうした声を受け、実際に東武東上線ユーザーでもある記者が問い合わせたところ、7月28日に以下のような文書回答があった。
――今年の人身事故による遅延・運転見合わせの件数は?
路線別の具体的な件数につきましては公表しておりませんので、回答を控えさせていただきます。
――人身事故が多いという声がある。他路線に比べて多い認識は?
人身事故は発生件数だけでなく、発生した時間帯や場所によってもお客様への影響が大きく異なります。特に朝夕の通勤・通学時間帯に発生した場合は、多くのお客様に影響が及ぶため、件数以上に多く発生しているとの印象を持たれることもあるかと思います。件数にかかわらず、人身事故については、事故防止に向けたハード面・ソフト面の取組みを推進しております。
――人身事故を減らすためにどのような対策をしていますか?
弊社では安全・安定輸送を念頭に、鉄道と道路の立体化やホーム柵整備等の安全対策の推進、踏切道横断に関する事故防止啓発など、各種対策を実施しております。
以下、具体的な事例です。
《鉄道と道路の立体化(踏切にて発生する事故の抜本的対策)》
踏切における事故・渋滞の解消の手段として、鉄道と道路の立体化を推進しています。東上線においては現在大山駅付近高架化を推進しており、この事業が完了すると8箇所の踏切が廃止されます。
《ホーム柵(可動式・固定式)の整備》
現在弊社でホーム柵(可動式・固定式)整備を進めております。東上線では今後の計画として池袋~森林公園駅間30駅においてホーム柵を整備する計画で、2035年度までに池袋~川越市間全22駅を優先整備してまいります。そのうち2025年度末時点で22駅中8駅(36%)整備が完了しており、2026年度はふじみ野・上福岡の2駅整備予定の他、ときわ台・上板橋・柳瀬川の3駅工事実施予定です。
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以上のような回答とともに、その他の対策として《心理的な鎮静効果があるとされる青色照明やアロマディフューザー・姿見を一部の駅や踏切に設置》《「いのちの電話」ポスター掲出(駅や踏切)》なども挙げている。こうした対策が功を奏するように祈るばかりだ。
画像ページ >【写真あり】池袋駅に停車する東武東上線の車両(他1枚)
