「自分の名前すら言えない…」ドラマ『リーガルビート』吃音監修の医師が明かす苦悩と「声とことばマーク」への願い
画像を見る 「声とことばマーク」を作った富里周太先生

 

■「他人はそこまで気にしていない」ーーどん底で見つけた一筋の光

 

人前に出ることを極端に恐れ、悶々と一人で苦しんだ。

 

しかし、いつまでも落ち込んでばかりもいられない。医学の世界に足を踏み入れたこともあり、自分の症状についていろいろと調べるようにもなった。

 

「吃音の人は社交不安症(対人恐怖症)になりやすい」ということを知り、「まさに自分のことだ!」と思った。「社交不安症」とは人と関わることや人前に立って注目を浴びるような場面に不安や恐怖を覚え、それが生活に支障をきたすほどの症状を指す。

 

富里先生に吃音が発生するときは、自分の中にある「不安」がトリガー(引き金)となっていた。実は他人はそれほど気にしていないのに、本人は「人前でうまく言えなかったらどうしよう」とものすごく悩み、実際に人前に出たときにちゃんと喋れない、と「やっぱりダメだ」と自己嫌悪を繰り返しているうち、どんどんと自分に自信がなくなっていったと振り返る。

 

「確かに、自分から不安を感じる場面を避けるようになった結果、人前を避けるようになってしまっていたのですが、そうすることで一層自分に自信がなくなり、不安を募らせるんだということも実感しました。

 

でも、実は他人はそれほど自分の発声を気にしていないことが多いことや、吃音や人前に対する不安が『ブロック』と呼ばれる声がつっかえる症状の要因になっていたこともわかってきました。」

 

不安がブロックの要因だと自覚し、不安と向き合っていくうちに、「吃音が出たって、自分の名前が伝わればいい」と開き直るようになれた。そしてブロックが短くなり、少しずつ社交性を取り戻すことができるようになった。

 

「このプロセスは、結果的に認知行動療法と呼ばれる方法です」と富里先生は言う。

 

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出典元:

WEB女性自身

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