高市早苗首相(写真:共同通信) 画像を見る

高市政権が‘27年度予算で、政府の広報活動にかける経費に大幅な増額を要求していることが報じられ、連日ネット上で物議を醸している。

 

8月27日に時事通信が報じたところによると、内閣官房は’27年度予算の概算要求で、内閣広報室の経費として、’26年度の7億円から10倍超となる72億円を要求する方針を固めたというのだ。

 

「重要政策などに関する国内発信に65億円、外国政府による世論誘導など“認知戦”への対応を含めた海外発信に5億円をあてるとしているようです。まさに“激増”といえるこの要求額にネットでは批判が殺到。“プロモーションビデオのようだ”と物議を醸した高市首相の熊本地震の被災地訪問動画や、会見を行わず情報発信をXなどのSNSで済ませることの多い首相の姿勢などもあいまって、“なぜ広報にこれほどの額が必要なのか”と問う声が多く上がっています」(全国紙社会部記者)

 

そんななか、9月8日に「首相官邸」のXアカウントが投稿した鈴木憲和農林水産大臣(44)が登場する3分間の動画が物議を醸している。

 

この動画は、同アカウントで定期的に公開されている「成長戦略17分野の現場シリーズ」という企画の3本目。シリーズの序盤で取り上げられたのは、主に“フードテック”の分野で、第1回目はサーモンの閉鎖循環陸上養殖システム、第2回目は完全閉鎖型のレタス工場、今回扱われたのが同じく完全閉鎖型のイチゴ工場だった。

 

第3回目の動画冒頭では、鈴木大臣と日本成長戦略担当の城内実大臣(61)が登場。鈴木大臣が、城内大臣に「いきなりですがここでクイズです」と質問を出題。鈴木大臣が「日本ではじめて…」と言いかけると、城内大臣が「イチゴ!」と即答。すると女性の「答えるの早すぎですよ~」という呆れ声が被せられ、城内大臣の顔には「ドヤ顔」というテロップが。

 

その後、場面はイチゴ工場の前に移行。するとポップな音楽がBGMに流れ、《鈴木農水大臣 イチゴモードMAX全開》という大仰なテロップとともに、“イチゴの被りもの”と“イチゴを模したサングラス”を付けた鈴木大臣が登場。そこには再び「大臣ノリノリ!」という女性の音声が。鈴木大臣は「それでは早速中へ入ってみましょう」とカメラを促し、イチゴ工場で行われているフードテックの試みが紹介されたのだが――。

 

72億円という広報経費の大幅な増額要求が報じられたこともあり、ポップなこの動画には《おふざけもいい加減にして欲しい》《この訳のわからない広報に72億円?》《このレベルの広報にどうやったら72億円もかかるのか知りたい》《作るなこんなふざけた動画を国民の血税で!!》とネット上で非難の声が多く上がっているのだ。

 

政治家からの批判の声も。参議院議員の立憲民主党・石垣のりこ氏(52)は自身のXに《こういう親しみやすさ?、面白さ?、を大臣に求めるのは広報戦略以前に内閣の姿勢として根本的に間違いではないでしょうか》と投稿していた。

 

「広報費の増額をめぐって、現在、アメリカ産ジャガイモの輸入解禁問題や被災地への支援、医療制度の安定化、文化産業への出資など“広報よりも優先すべきことがある”との声が少なくありません。

 

広報動画でのクイズやポップなBGM、そしてイチゴ仮装など、これらは全て“国民と産業との距離感を縮めたい“という思いから実施された広報施策だったのでしょう。しかし、広報費の大幅増額要求に批判が集まっていることから、タイミング的に鈴木大臣の動画が悪目立ちしてしまった可能性は否定できません」(前出・全国紙社会部記者)

 

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出典元:

WEB女性自身

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