「私どもも、昨日(※9月14日)にニュースを知ったばかりで、大変驚いております」
本誌取材にそう語ったのは、日本基督教団の広報担当者。
北海道旭川市にある三浦綾子記念文学館のホームぺージに《公益財団法人三浦綾子記念文化財団前役員の解職 および今後の対応に関するお詫びとお知らせ》と題した文章が掲載されたのは9月12日のことだった。
1999年に逝去した三浦綾子さんは「氷点」や「塩狩峠」などで知られるクリスチャンの作家。彼女の業績を展示した三浦綾子記念文学館を運営する三浦綾子記念文化財団の男性専務理事(53)を解職したというのだ。
前述のお詫びには、次のような説明が――。
《当財団の内部調査の過程において、同人による業務遂行および組織管理における度重なる不適切な行為が確認されたほか、同人が使用していた業務用のパソコン端末内に「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律(児童ポルノ禁止法)」に抵触する違法データが保存されていた事実が判明いたしました》
全国紙記者はこう語る。
「元専務理事のA氏は、理事会の許可を得ずに、文学館の招待券を9万枚も発行していたそうです。発覚後に自宅待機を命じられ、財団が調査するなかで、A氏のパソコンから5千ファイル超の児童ポルノ画像や動画が発見されたそうです。A氏も自身が所持しているものと認めたとか。A氏は元保育士で、日本基督教団牧師の資格を持っているとも報じられています」
日本基督教団は、日本にある約1650件の教会・伝道所で構成されるプロテスタントのキリスト教会の集まりだという。
三浦綾子記念文化財団は、《本件につきましては、弁護士等の専門家と協議の上、所轄警察署等の関係機関へ速やかに刑事告発を行うなど、厳正に対処してまいります》と、厳しい姿勢で臨むことを表明している。
専務理事を解職されたA氏だが、牧師の資格はどうなるのか?
日本基督教団の広報担当者によれば、
「三浦綾子記念文学館のホームページは確認しており、まことに遺憾に思っています。
当教団の牧師には、学校で活動する教務教師、教会で活動する教会担任教師などがおりますが、当該の人物は、以前は北海道内の教会を担当していたこともあるようですが、現在は特に所属先がない“無任所教師”という立場です。
教団の牧師は3000人ほどいますが、そのうち無任所教師は600人ほど。牧師の資格を持っていても、まったく違う仕事をしている者もいるのが実情です」
2022年には日本基督教団の無任所教師であり、東京都内の有名病院でスピリチュアルケアを担当していた男性が、女性患者に対して性加害を行ったという事件があった。
「その牧師は、牧師の資格を失う“免職処分”となりました。今回の(三浦綾子記念文化財団の)件に関しては、今後会議をふまえ、処分を検討していくことになると思います」(前出・広報担当者)
画像ページ >【写真あり】《刑事告発を行う》三浦綾子記念文学館のHPに掲載されたお詫び(他2枚)
