■ 構造的エゴを断ち切れるか
有馬氏は、こうした事態を招く背景には「構造的なエゴ」があると指摘する。
「自分の市に多めに予算がほしいという自治体のエゴがあり、それを調整する官僚は自ら責任を負いたくない。結果として、細かな箇所付け(予算の具体的な配分先)は、地元の政治家という権力者のエゴ(意向)に委ねる形になってしまう。この構造を変える特効薬は存在しません」
地方のインフラ整備が「国策」から「余力の配分」へと変わりつつあるなか、予算の生殺与奪の権を握ったと錯覚する政治家のモラルハザードは目を覆うばかりだ。「昭和はバラマキ、平成は忖度、令和は報復」という変遷は、日本の政治が向かう暗い未来を暗示している。
この大義なき恫喝政治を終わらせる方法はただ一つのようだ。
最後に有馬氏がこう語る。
「有権者自身が、こうした手法を許さず、地域の発展を真に考えるより質の高い政治家を選び続けることしかない」
画像ページ >【写真あり】発言は撤回し謝罪をしたが、辞任は否定している(他1枚)
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