■ネット討論番組でも英語を話すことから逃げて
G7各国の首脳が顔を揃え、国益を左右する大事なオンライン会議の直前に会談に出席できないほど飲酒してしまったとしたら、それはなぜなのだろうか?
佐藤氏は、背景に「高市首相自身の英語力を巡るコンプレックスがあったのではないか」と分析する。
「このG7オンライン会議には、もともと『高市首相が出ることになっていた』はずです。にもかかわらず、高市さんは直前に酒を飲んでしまった。
これがなぜかというと、高市さんは国際会議の場で飛び交う英語を理解して、会話できるほど英語力に自信がなかったのではないか。なるべくそのような、英語の実力が露見するような機会を避けたい心理だったのではないか」
高市首相の米国での経歴をめぐっては、かねて疑義が呈されてきた。
1989年の帰国後から、著書や討論番組『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)への出演時、さらに1993年の衆院選初出馬時の選挙公報、選挙ビラなどで、当時の高市氏は「元米連邦議会立法調査官」という肩書きを使用していたことがある。
しかし「米連邦議会の正規職員として雇用される場合、原則として米国籍(=市民権)が必要とされる」という。
「高市さんが1987年〜88年あたりに実際に勤務していたのは、パトリシア・シュローダー米国下院議員の事務所です。当時の事務所責任者がのちにメディアの取材に答えた内容として、高市さんの実際の立場は『コングレッショナル・フェロー(無給のインターン=研修生)』に過ぎなかったと説明されていました」
佐藤氏は前述した「高市首相には英語力を巡るコンプレックスがあったのではないか」という推論の根拠として、次の討論会での一幕を挙げる。
「自民党総裁選の立候補者が登壇したネット討論番組『ひろゆきと語る夜 #変われ自民党 日本の未来を語れ!』(2025年9月27日配信)で、司会を務めた実業家のひろゆき(西村博之)氏(49)から、候補者たちは『日本をどんな感じの国にしたいのか、英語で1分間で説明してほしい』と回答を求められました。
その際、林(芳正)さん(65・衆議院議員)、茂木さんと2人が1分間ずつ、すべて英語で答えています。しかし高市さんは、最初に『ジャパン・イズ・バック!』とワンフレーズのみ英語で言って、残りの大半は日本語での説明に終始しました。
そのように、自身の英語力が試される場面を極力避けてきた経緯があるんです。つまり、米議会での経歴の信憑性が問われているなか、国際会議の場で語学力の実態が白日の下にさらされることを、最も強く警戒していたのではないかと思われます」
