風間俊介が語る『純と愛』「思いっきり気持ち悪くやった」

NHK朝ドラ『純と愛』で愛(いとし)役を務める風間俊介(29)。ボサボサ髪の不気味な風貌でヒロインのストーカーという強烈な役柄を見事に演じ、注目が集まっている。もともとジャニーズ俳優陣のなかでもひときわ異彩を放っている彼がインタビューに応えてくれた。

 

――朝ドラ出演の話を聞いたときのお気持ちは?

 

「”いいんですかねえ?僕で”って。今まで朝ドラの相手役といえば、向井理さん、松坂桃李くん、綾野剛……。でも(脚本家の)遊川さんは『イケメンはいらないから』って(笑)。それに台本を読むと、びっくりすることだらけで。『思いっきりやっちゃいますけどいいですよね?』って聞いたら『大丈夫です』と。じゃあ、思いっきり気持ち悪くやりますよって言って演じ始めました」

 

彼自身は陽気で人懐っこい性格。面白い人と思われたくて、バラエティに出ると芸人さんみたいなノリになっちゃう、という。

 

「ジャニーズですけど、イケメンのくくりに入ったことは一度もないんです。自分でも思ったことないし。僕は近親感のわく、親戚のお兄ちゃん的存在がいい。フツーの感じでいたいんです」

 

しかし役者としては’11年、ドラマ『それでも、生きてゆく』で7歳の少女を殺し、心に闇を抱えたまま名前を変えて生活している男を演じて、日本放送映画藝術大賞の優秀助演男優賞を受賞している。

 

――屈折した少年、犯罪者、元殺人犯など、特殊な役を演じることが多いですよね。

 

「特殊な役って、物語を動かす役割がある。そんな役をいただけて本当にありがたいです。僕、アンソニー・ホプキンスになりたかったんです。厳格な役もやりながら、映画『羊たちの沈黙』では狂気の博士役をやってしまう。主役でなく脇役なのがいい。主役は主役で大変だけど、脇役もいろいろやらなければならないことがあるし、面白いんですよね」

 

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