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「僕は時代劇を19歳、デビューした年からやらせていただいて。そこで初めて松方弘樹さんにお会いしました。よく注意もされて。そこにいらした先輩方、里見浩太朗さんから、萬屋(錦之介)先生から、いらっしゃったら必ず横で見て、覚え、盗む。どんなことをされるのか、見逃したくなかった」

 

そう語るのは、隔週連載『中山秀征の語り合いたい人』第53回のゲストで、俳優・歌手の東山紀之さん(49)。新春時代劇『信長燃ゆ』(テレビ東京系)で念願の織田信長を演じた東山さんですが、親交のあった中山と写真撮影が始まると「こうしようよ!」とアイドル誌さながらのポーズを。そんな雰囲気のまま大盛り上がりの対談となりました。

 

中山「とても忙しいと思いますが、プライベートでの息抜きはどうされてますか?」

 

東山「息抜きがトレーニングだったりしていますね(笑)。今は、ボクシング、キックボクシング、陶芸をやっています」

 

中山「陶芸は意外です」

 

東山「集中することで頭をクリアにできるので、そのことしか考えない時間がいいなと思って。大切な人にプレゼントしています」

 

中山「ろくろもまわされていると(笑)。トレーニングもハードになっているのでは?」

 

東山「(俳優業で)セリフが多いときほど、頭をクリアにしないといけないので、忙しいときほどしっかりやっています。ものすごくきつい内容なので、『あいつ、おかしいんじゃないか?』っていうくらい、ほぼ変態の域に入ってきました(笑)。でも、時代劇をやるうえでもすごく役立ってるんですよ。体の使い方も含め、緊張感の出し方とか」

 

中山「息抜き、トレーニングから仕事へ、すべてはつながっているんですね。ところで、僕は東くんと同世代で子供が4人いるんですけど、この世代の“父親”はどうあるべきだと思いますか?」

 

東山「そうだな。子供を子供として見ないで、人間として見る。自分がダメだと言っていることは自分もしちゃいけないと思うし、世代とか関係なく、対等にいることが大事なんじゃないかな、とは思うけど。あとは、見ていてあげられること、とか」

 

中山「危ないからと、転ぶ前に手を出して止めちゃう人が多そうですけども」

 

東山「僕はなるべく見ていたほうがいいと思いますね。転んだりぶつかったりっていうのは、少しくらい経験しておかないと」

 

中山「僕もそう思います。お話ししていて、あらためて東くんの人間味を感じました」

 

東山「年はとるものだと思うから、あえて若くいる必要もないなと思って。若くして出た人たちは、年を重ねていく姿を見せないといけないんじゃないかなって。見かけばかりをきれいにする前に、本質を大事にしたほうがいいというか」

 

中山「それも含めて、自分が歩んできたことを消さない、隠さないってことですよね」

 

東山「そう。すべてにおいて、これがあるから、こうなった、と(笑)」

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