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「今回のドラマで僕が演じる鮫島零治は、すごい上からものを言ったりする変な男。ただ、まっすぐな性格だからピュアというか、憎めない要素がある印象ですね。わかりやすく言うと、『怪物くん』(’10年・日本テレビ系)に近いかな」

 

そう語るのは、2年ぶりとなる連ドラ『世界一難しい恋』(日本テレビ系・毎週水曜10時〜)で、初めてのラブコメ&社長役に挑戦する大野智(35)。「いままでにない新鮮な役!」と楽しんでいる彼に話を聞きました。

 

「昔は正直、“社長”って何もしないイメージがあった。でもそのあとジャニーさんを見てきちゃったから、意外と動くんだなって印象。社長は運転手をつけて後部座席に座っているイメージだけど、うちの社長は自分で運転するからね。僕たちが後ろに座って『逆だな!』って思ったこともある(笑)。僕が演じる零治もよく動くけど、たぶん自分の中のビジョンがあるからなんだろうな」

 

ラブストーリーを演じることに抵抗があったという大野。

 

「ラブストーリーは、いままで『イヤです』とは言ってきたかもしれない。こういうのは自分じゃない、柄じゃない、とか(笑)。でも零治が、恋かどうかわからないで苦しんでいる姿に、男の人が共感する部分もあると思うし、女性からはかわいらしく見えるのかな。子供のとき、好きだった子に近づこうとするけど、何もできない感じ。こういう恋もあったらいいなと思いますね」

 

相手役を務めるのは、NHK連続テレビ小説『あさが来た』のヒロイン役でブレークした波瑠(24)だ。

 

「波瑠さんは、空気感が僕とちょっと似てるなと思いましたね。ソフトな人っていう印象。朝ドラからずっと忙しいなかやってこられた方ですけど、次の日にドラマの撮影がないときに『明日は何やってるの?』と聞いたら、少し考えて『あ、休みだ』と言っていて。それがむちゃくちゃうれしかった。僕は次の日仕事だったので、いつもだったら『代わってほしいな』とか思うんですよ。でも、『ようやく休めるんだ』って。自分以上にうれしかったのは初めてでした(笑)」

 

最後に、ドラマの見どころをこう語る。

 

「社長は同じものを着ないから、衣装さんに『こんなに衣装替えするのは初めて』と言われるほど着替えています。なので、見どころは僕の衣装チェンジ。すでに100回近く衣装替えしていますから。全部終わったらどれくらいになるのか、衣装さんと数えているので、打ち上げで発表しようと思ってます」

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