3月29日より公開の映画『セインツ-約束の果て-』の初日トークイベントを開催致された。ゲストに、今年1月に元サッカー日本代表の稲本潤一選手との挙式を終えたばかりのモデル・田中美保さんと、ファッション誌などで大人気のヴィンテージTシャツショップ・オーナーの三好智之さんをお迎えして、映画・恋愛・ファッションについてお話しを伺った。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー映画『セインツ -約束の果て-』公開記念トークイベント日時:2014年3月29日(土) 14:00~14:20場所:シネマート新宿 スクリーン2登壇者:田中美保、三好智之(敬称略)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーMC「田中美保さん、作品はいかがでしたか?」田中美保(以下:田中)「心にぐっとくるというか、愛ってなんだろうなって考えさせられる映画でした」MC「ありがとうございます。次に、三好さんはいかがでしたか?」三好智之(以下:三好)「映像がかっこよかったですね。質感と色合いがめちゃめちゃよかったですね」MC「今作では離れ離れになったカップル、ボブとルース、そしてもう1人の男性、保安官・パトリックとの関係が描かれています。とっても複雑な事情がある3人の関係性。もし、ご自身が登場人物だったら…まずはヒロイン、ルースの立場だったらどんな決断をしますか?」田中「ルースの立場だったら…彼を待ちますね」MC「遠距離という点では、今年1月に挙式を終えたばかりの田中さんにとっても、旦那様の合宿や遠征などで離れ離れの時間も多いのでは?」田中「そうですね。今年とかもけっこう遠征に行っているので寂しいですけど、そういう時間はお友達とご飯に行ったり自宅でゆっくり過ごしたり自分の時間を過ごしています」MC「三好さんは、男性からみてこの3人の関係はどう思われましたか?また、三好さんご自身は、追う男のボブと寡黙なパトリック、どちらに近いと思いますか?」三好「意味深な関係ですよね。(ルーニー・マーラ演じるルースに保安官パトリックは)本来恋心を頂く関係ではないが恋をしてしまう。それはルーニーがきれいだからでしょうね。僕はどちらかというと追う男・ボブのタイプですかね。人生を追っているという意味では(笑)。ちなみに追う男と待つ男、田中さんはどちらがタイプなんですか?」田中「悩みどころですけど…欲張りを言えばどちらも持ち合わせている男性がいいですね。(笑)」三好「確かに(田中さんの)旦那さん、とってもサッカーの上手い方ですけど、点決めるときは決めるし、守るときは守るし…中央にいますもんね。フォワードでもなくディフェンスでもなく…素晴らしい方だと思いますね」MC「本作では手紙が重要なアイテムになっていますが、お二人は奥さんや旦那さんと手紙のやり取りはしますか?」田中「旦那さんから手紙をもらうことはないですけど、私が例えばお誕生日とかクリスマスとかバレンタインとかそういう(イベント事など)、あと帰ってくるけどお仕事でいなかったりしたときは置き手紙とか、そういうのはします」三好「(メールのやり取りは)ないですね。一切ないです。あるとしてもかみさんに今から「帰る」メールを一言で。「今から帰る」しか送ったことないですね(笑)」MC「今作は新たなファッションアイコンと名高いルーニー・マーラの主演作で、舞台は70年代テキサスです。田中さんはファッション誌で現役のトップモデルとして御活躍されていて、今年1月のご自身の挙式ではウエディングドレスにスニーカーを合わせるという着こなしで世間をアッと言わせましたが、劇中のルーニー・マーラのファッションで気になる着こなしなどありましたか?」田中「こういう花柄のワンピース(映画メインビジュアルでルーニー・マーラが着用のもの)をさらっと着ているのがかっこいいなと思いました。シンプルだけど、髪型だったりお化粧だったりでシンプルに着こなせるのがオシャレだなって思いました」MC「三好さんも、ファッション誌などで大人気のTシャツショップHELLO//TEXASのオーナーさんで、ファッションへの想いは人一倍強いかと思いますが、三好さんは登場人物たちのファッションをどう見ましたか?」三好「一周してかっこいいなと思いましたね。時代背景の70年代の当時の日常着を着ているだけなんですけど、ただなんでもないような日常着をルーニーが着ることでいわゆる「はずしている」感じですよね。冒頭にでてきた、ジーンズのつなぎの上にネルシャツを合わせているスタイルはかっこいいですね」MC「HELLO//TEXASさんには今作とタイアップ頂き、作品の舞台でもあるテキサスで買い付けた1点もののヴィンテージTシャツを来場者限定、抽選で1名様のプレゼントとしてご提供頂いております。女性が着るとちょっとオーバーサイズになるかと思いますが、田中さんだったらどんな風に着こなしますか?」田中「スキニーパンツとかの上にさらっと一枚で着てもかっこいいと思うし、今年こういう(田中さんの衣装のふわっとしたシルエットのシフォンスカート)ふわっとしたスカートが流行っているのでインにしてウエストをキュッとさせて着るのも可愛いかなと思います」三好 「まさに田中さんの言う通りで、基本このTシャツは男性向けではなく女性向けでセレクトしているんですよ。もともとテキサスのヒューストンのクロスカントリーの大会参加者に配られるもので、何度も洗うことによってコットンが抜けてポリエステルだけになったものですね。言ってしまうと不要な物なんですよね(笑)。ただ一周してかっこいいと。着る人が着るとかっこいい。着る人が着るとちょっと…(奇抜な人や変わった人)になってしまうけど(笑)。でもこの感じは女性が着たらかっこいいですよね。男性が着こなすのは難しいと思いますね(笑)だから田中さんが言ってくれた着こなしが大正解ですね」MC「最後に田中さんから改めて、これから映画を観る皆さんにメッセージをお願いします。」田中さん「すごく切ないラブストーリーです。デートで観に来たり、お友達と観に来たり、はたまた一人で観に来たり…そして観たあとに愛について考えたりしても良いのではないのかな、と思います」トークイベント終了ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー【作品情報】映画『セインツ-約束の果て-』2014年3月29日(土)よりシネマート新宿・シネマート心斎橋ほか全国ロードショー離れ離れになった男女の、約束の果て―。心に秘め、擦り切れながらも追い続けた、本当の「愛」とはなんだったのか。監督は、バラエティ誌の2013年の「注目監督10人(10 Directors to Watch)」の1人として選出されたデヴィッド・ロウリー。やりなおすことのできない過去と罪に追われる男たちの運命を描いた『ミスティック・リバー』、そして崇高な愛の叙事詩『トゥ・ザ・ワンダー』を足したような大傑作が誕生しました。主演は、『ソーシャル・ネットワーク』(デヴィッド・フィンチャー監督/10)で注目を浴び、『ドラゴン・タトゥーの女』(デヴィッド・フィンチャー監督/11)ではアカデミー主演女優賞にノミネートされたルーニー・マーラ。 スティーヴン・ソダーバーグ、スパイク・ジョーンズ、スティーヴン・ダルドリー、テレンス・マリックなど多くの名監督たちの目にとまり出演作が目白押しの注目の若手女優の最新作は、なんと自身初の母親役。母性溢れる聖母マリアのような存在は切ないほどに美しく、彼女の類まれな演技力を存分に発揮する。STORY舞台は1970年代のテキサス。窃盗・強盗を繰り返すアウトローの恋人同士、ボブ(ケイシー・アフレック)とルース(ルーニー・マーラ)。ルースの体に新しい命が芽生えたことをきっかけに、この強盗を最後に真っ当な人生を歩もうとしていた二人だったが、ついに警察に逮捕されてしまう。ルースの身代わりに刑務所行きになったボブは、ルースが娘を出産したことを知り、まだ見ぬ娘に会うため脱獄を試みる。警察からも追われ、その上、かつて裏切り決別した組織からも追われるボブ、ボブを待ちながら大事な娘をひとり育てるルース、陰でルースを見守りひそかな恋心を抱く地元保安官パトリック(ベン・フォスター)。3人のそれぞれの想いが交錯する時、美しくも切ない結末が待っていた…。監督・脚本:デヴィッド・ロウリー出演:ルーニー・マーラ ケイシー・アフレック ベン・フォスター キース・キャラダイン原題:AIN'T THEM BODIES SAINTS 字幕翻訳:浅野倫子提供:プレシディオ 協力:松竹 配給:プレシディオ/クロックワークス 宣伝:太秦【2013年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/5.1ch/98分】コピーライト:© 2013 ATBS Production LLC公式HP:www.u-picc.com/saints/