第2次大戦末期の米軍駆逐艦と日本軍の潜水艦による激しい攻防の中で、生きて帰ることを誓い、戦った男たちの姿を描いた戦争大作『真夏のオリオン』の製作報告会見が22日、東京・成城の東宝スタジオで行われ、俳優・玉木宏(29)、CHEMISTRYの堂珍嘉邦(29)、北川景子(22)らが出席した。艦長役の玉木は「生きて帰るために戦うというセリフが頭に残っている。上に立つ人間はブレてはいけないと教わった」と演じた感想を語った。映画初出演ながら倉本の親友で同じく潜水艦艦長という大役を務めた堂珍は、「俳優としての手応えは分からない。音楽は自分のメッセージを伝えるもので、役者もメッセージを伝えるという意味では同じだが、人物像の掘り下げなど、やってみて面白かった」と語った。
(撮影・加治屋誠)