合成麻薬MDMAを飲んだとして麻薬取締法違反(使用)の罪で起訴された俳優の押尾学被告(31)が31日、弁護人を通じて保釈保証金400万円を東京地裁に納付し、保釈された。押尾被告は拘置先の警視庁三田署を出る際、「この度はご迷惑をかけて申し訳ありませんでした」と謝罪し、待ち受けた約200人の報道陣に数秒間頭を下げた。その後報道陣との“カーチェイス”を繰り広げ、1日夜、押尾被告は身元引受人の父親が住む東京・多摩市内のマンションに帰宅。同日、初公判が10月23日に開かれることも決定した。公判では、女性の異変に気づいてから通報するまでの“空白の3時間”での、押尾被告の行動に注目が集まる。また、3日には同じ部屋に一緒にいて亡くなった東京・銀座の飲食店従業員の女性(30)の遺族が、押尾被告に対し民事提訴を検討していることが分かった。警視庁と東京地検は押尾被告の行動を引き続き捜査している。(撮影:小山伸正)

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