今年5月に詐欺罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた音楽プロデューサー・小室哲哉(50)が23日、東京・福家書店銀座店で自著『罪と音楽』の発売記念サイン会を開催した。同作は昨年11月の逮捕後の自身の心境などを綴った内容。イベント前の会見では「罪を忘れないように、真摯に反省し、自らを戒めるためにこのタイミングで書いた。印税はほとんど、債権者の方への返済にあてると思います」と頭を下げた。また、覚せい剤取締法違反罪で起訴された女優で歌手の酒井法子被告(38)について、「芸能人は公も私もない。責任をもって行動しなくちゃいけない」と、自らにも言い聞かせるように語った。現在は音楽活動に専念しており、今後は妻のKEIKO(37)らと組むglobeも本格的に再始動するとみられる。会見では「チャンスはどこにでも転がっているものではない。人に頂くものだと、これほど身に染みて感じたことはなかった」と周囲への感謝を口にした。発売された著書は税込み1365円で発売され、初版は5万部。仮に10%の印税契約なら初版分だけでも650万円を小室は受け取ることになり、借金返済への第一歩をこれで踏み出す。