映画『引き出しの中のラブレター』が10日、公開初日を迎え、都内で女優の常盤貴子(37)、俳優の林遣都(18)、フットボールアワーの岩尾望(33)らが舞台挨拶を行った。常盤は、「この映画は(『20世紀少年』のように)地球防衛軍も出てこないし(笑)、すごく地味。でも、『おくりびと』も『こんな企画は通らない』と言われていたにも関わらず、世界で認められた。この映画もコツコツと多くの人たちの心に残る映画になっていければ」と思い入れたっぷりに語った。林も「映画の台本をもらうと母親が勝手に読むんですけれど、この作品は『今までで一番好き』と言ってました。やっと母親にも見せられる」と笑顔。共演者がラブレターを送るサプライズも行われ、岩尾は「僕はまるで主役級かのようにこの場に立たせてもらっていますが、常盤さんとお会いするのは今日で3回目です。“2”ができたら、『ROOKIES』ばりに舞台挨拶や番宣でがっつり共演させてもらいたい」と読み上げ、笑わせた。常盤は「皆さんの手紙を書いた時間や手間、思いがドーンと伝わってきて本当に泣きそう。私もこれから手紙を大切に書いていきたい」と目に涙を浮かべながら感謝していた。(撮影:横山孝行)