27日、映画『母なる証明』の舞台挨拶付きプレミア試写会が、新宿バルト9で開催され、俳優のウォンビン(32)、女優のキム・ヘジャ(68)らが登壇した。『母なる証明』は、静かな町に起こった凄惨な女子高生殺人事件の容疑者となり身柄を拘束された息子(ウォンビン)を信じ、事件の真犯人を追う母親(ヘジャ)の姿を極限まで描くヒューマン・ミステリー。“韓流四天王”とも呼ばれる俳優・ウォンビンが、兵役を経て5年ぶりの復帰作だ。檀上にウォンビンが登場すると、客席からは待っていましたとばかりに、ほとんど悲鳴のような黄色い声援が。ウォンビンは「お久しぶりです。この作品で皆さんとこうしてお会いできて嬉しいです。“母”という言葉から多くのことを感じられると思います」と優しい微笑を湛えて観客に呼びかけた。続いてヘジャがマイクの電源がオフのまま挨拶しようとすると、ウォンビンはすぐにスイッチを入れて手渡す。キム・へジャは「うちの“息子”は全てやってくれる」と満面の笑みを浮かべ、会場は温かい拍手で満たされた。また、スペシャルゲストとして、韓国映画の大ファンだという鳩山幸首相夫人が花束を持って登壇するなど、本作への期待の高さがうかがえる豪華な舞台挨拶となった。(撮影:加治屋誠)