俳優の大森南朋(37)、女優の松雪泰子(36)らが14日、東京・銀座の丸の内TOEI(1)で行われた主演映画『笑う警官』の初日舞台挨拶に出席した。腐敗した警察内部の暗闘を描いたもので、角川春樹(67)監督が『時をかける少女』以来12年ぶりにメガホンを取った話題作。主演の大森は、「僕は角川映画を見て育った世代。まさか角川映画に主演で出られると思っていなかったので、嬉しいというか、感慨深いというか…感動もありました」と感無量の様子。監督は厳しかったというが、「時折見せるチャーミングなところに癒されました」と、
監督の“隠れたばこ”を暴露。角川監督は「1本吸うと気合いが入るから……でも1日5本は守っていましたよ!」と弁解していた。待ちに待った公開を迎え、大森は「無事に初日を迎えられてホッとしています。何度も見に来てください」、松雪は「『苦しんで楽しめ』という監督の言葉に胸を打たれました」とコメント。角川監督は「大ヒットの暁には、自分がメガホンを取るかどうかは分からないけれど、続編を撮りたい」と早くも2作目に意欲を見せた。(撮影:河崎文雄)