映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』、『華氏911』など、突撃ルポによるドキュメンタリー映画を発表しているマイケル・ムーア監督が初来日し、11月30日、東京・六本木で行われた最新作『キャピタリズム マネーは踊る』のジャパンプレミア試写会に出席した。ムーア監督は、一緒に登壇した社会風刺コント集団、ザ・ニュースペーパーの福本ヒデ(38)扮する“ハトヤマ首相”に対し「きょうはお母さんと一緒じゃないの?」と9憶円献金問題をチクリ。ハトヤマ首相は「この映画の日本版もぜひ作って頂きたい。製作時には、母からお金を借りて資金を出します」と応じ、笑いを誘っていた。映画は、キャピタリズム(資本主義)をテーマにサブプライム問題やリーマンショックといった“100年に一度の大不況”の実態を鮮明に描き出したドキュメンタリー作品。ムーア監督のアポなし取材がアメリカ政府と金融界の癒着関係をあぶり出していく。『キャピタリズム~マネーは踊る~』は12月5日からTOHOシネマズ シャンテほかにて限定公開、2010年1月9日から全国拡大公開される。(撮影:江口明裕)

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