俳優の渡部篤郎(41)が10日、初監督映画『コトバのない冬』(2月20日公開)の完成披露試写会を都内の劇場で行った。渡部監督をはじめ主演は女優の高岡早紀(37)、広田レオナ(46)が舞台挨拶に立った。同作は2004年に撮影し、08年には第21回東京国際映画祭でコンペティション部門に選出。6年をかけて公開に辿り着いた渡部監督は、「嬉しい限りです。自主製作だったので、いつ上映するとかを決めずに撮影しました。いつか皆さまの目の前に出せたらいいなと思っていました」と感無量の様子。渡部は、飛行機の時間を調べたり、お弁当の手配をしたりと現場の大変さについても語った。そして、高岡はポスターに写った姿を見て、「撮影した6年前に比べて、わたしも太りました」と赤裸々に語った。広田は撮影時のエピソードとして、渡部と2人のシーンで猛吹雪のため遭難しかけたことを告白。「山の中をスノーモービルで時速150キロも出して走るので、死ぬかと思いました。死ぬなら好きな人と一緒に死にたい」と会場を笑わせた。(撮影:柴田悟)

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