X JAPANのリーダーYOSHIKIが、3月10日、東京地裁にコンサートの出演料などが未払いとして、音楽制作会社のネクスターコーポレーション(東京)に対し、約3億7500万円の損害賠償等を求めて提訴した。
「アーティストとしての正当な権利を守る為、悩んだ末」に、今回の提訴に踏み切ったというYOSHIKI。
訴状によると、07年のX JAPAN再結成に際し、08年1月にネクスター社に、音楽原盤使用などを許諾した。また印税の前払い金ならびに契約金として合計6億円を受け取るという契約を結んでいたが、その全額が未払いのままと、主張している。
08年09年まで東京ドーム・香港・台湾で行ったX JAPANの計10公演も、同社の主催によるもので、出演料・グッズの売り上げ金のうちネクスター社の報告によっても計3億円以上が支払われておらず、未払い額の合計は、9億円以上に及ぶという。
ロス在住のYOSHIKIは、「『払う』という言葉を信じていたが、信頼関係を踏みにじられた。(裁判で)誠意ある対応を見せて欲しい」とコメントを寄せている。
【撮影:水野竜也 本誌09年5月15日撮影】