29日、都内で、『第31回松尾芸能賞』の授賞式が行われ、大賞の鳳蘭(64)、優秀賞の大竹しのぶ(52)らが出席した。松尾芸能賞は、日本の伝統ある劇場芸能を助成・振興し、文化や芸能の保存および向上に寄与する人に贈られる。今年で宝塚歌劇退団30周年を迎える鳳は、昨年の活躍が認められたことに「宝塚でピークが終わったと思ったけど、またピークがきたと思います」と喜びをかみ締めた。 授賞式には、娘で女優の荘田由紀(27)がサプライズで駆けつけ「母として、女優として尊敬しています。生涯現役で頑張って」と祝福した。大竹は、ミュージカル『グレイ・ガーデンズ』でケネディ夫人ジャクリーンの叔母役とその娘の二役を演じ分け、ミュージカル女優として新たな一歩を踏み出したと称されての受賞。「ミュージカル女優って言われて、そんな…って感じです」と謙遜しつつも「毎年新しい作品をやって思い出を作って、長くやっていくのもいいなって思う。これからも歌と芝居をやっていきたい」と今後の抱負を語った。(撮影:柴田悟)