5日、東京・丸の内TOEIで映画『弧高のメス』の初日舞台挨拶が行われ、俳優の堤真一(45)、吉沢悠(31)、女優の夏川結衣(42)、中越典子(30)、成島出監督(49)が登壇した。同作は、医師で作家の大鐘稔彦(67)の同名小説を映画化した医療ドラマで、臓器移植や地域医療といった現代医療が抱えるさまざまな問題を浮き彫りにしながら、患者と真正面から向き合う医師・鉄彦(堤)の姿を描いた物語。吹き替えなしで手術シーンに挑戦した堤は「ガタガタ足が震えるぐらい緊張しました。とくに最後のオペシーンは、周りを本物の医者に囲まれていたので」と撮影を振り返った。吉沢は「手術シーンにはリアルさが求められていたので、実際の手術を見学させていただきました。休憩中も、糸を結ぶ練習をしていたんですが、やっぱり堤さんが一番練習されていました。骨太な作品に出演できて本当に良かったです」と笑顔を見せた。また、「現場は緊張感が漂っていたんですけど、堤さんと夏川さんがたまに、夫婦漫才のような掛け合いをしていて、見ていて面白かったです」と話し、会場を笑わせた。(撮影:河崎文雄)

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