フィギュアスケート女子でバンクーバー冬季五輪銀メダルの浅田真央選手(19)が来季用のプログラムを作っていたカナダから帰国し、成田空港で会見した。浅田は、「五輪も終わり、新しいことに挑戦するのは今。もっと伸びる部分はある」と意欲を語った。新プログラムのショートプログラムではシュニトケ作曲の『タンゴ』を、フリーではリスト作曲の『愛の夢』を使うことを発表した。また、ジャンプではトリノ五輪金メダリストの荒川静香(28)らを育てた長久保裕コーチ(64)に今月から指導を受けていることも明かした。浅田は、男女の愛をテーマにするフリーが楽しみのようで、「愛、その通りの曲。好きな男性がいることを想像して、男性のことを思った動作を入れています。今のままの自分を出せると思うので、すごく楽しみです」と笑顔を見せた。そして、国際スケート連盟(ISU)のルール変更を受け、ショートプログラムは単発のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と2連続3回転ジャンプを入れた高難度の構成に挑むことを明らかにした。(撮影:鈴木鍵一)