6月28日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で、映画『さんかく』の初日舞台挨拶が行われ、主演の高岡蒼甫(28)、女優の田畑智子(29)、AKB48の小野恵令奈(16)、吉田恵輔監督(35)が登壇した。同作は、ダメ男・百瀬(高岡)とイタイ女・佳代(田畑)の倦怠期カップルの元に、佳代の妹である女子中学生の桃(小野)が夏休みを利用して現れる。小悪魔のような行動をとる桃に、百瀬は次第に桃に心惹かれていく。彼女と彼女の妹の間で揺れ動く、奇妙な三角関係を描いたラブストーリー。ダメ男を演じた高岡は、「こういう男の人はいけない。(自身の役柄の)百瀬が原因。大人のこっちが本気になっちゃいけない。バーチャルな感じはいいけど、リアルはダメ」と否定した。初の映画ヒロインを演じた小野は、役作りについて「台本を読んでる時に、自然とセリフが入ってきたんですよ。(撮影が)スタートして、自然にできちゃって。小悪魔な役を自然にできちゃう自分が怖い」と思わず本音を漏らした。最後に高岡は「観た人は人間的に一歩踏み出せる映画です」とアピールした。(撮影:河崎文雄)

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