25日、都内で舞台作品を映像化したゲキ×シネ最新作『蛮幽鬼』の完成披露試写会が行われ、俳優の上川隆也(45)と女優の稲森いずみ(38)、早乙女太一(18)が登壇した。同作は、2009年夏に東京と大阪で上演された同舞台を映像化。最新のデジタル技術で舞台とはまた違った迫力、感動が楽しめる。無実の罪で監獄島に幽閉された伊達土門(上川)が10年の歳月を経て脱獄を果たし、濡れ衣を着せたものたちへの復讐へと突き進む姿と、複雑に絡み合う様々な人間模様を描く。上川は「人に対する思いが良くも悪くも真っ直ぐに描かれています。シンプルな心情を直球で演じました」と挨拶。土門へ想いを寄せる妃・美古都を演じた稲森は「稽古中は皆さんに付いていくのに一生懸命で、苦しんだところもありましたが、本番は最後まで楽しかったですね」と撮影を振り返った。早乙女は、上川の印象について「パワーの塊が近くにいる感じ。すれ違うだけでパワーをいただけるような方です」と語ると、上川は「太一は殺陣を1回見ただけで覚えてしまうんです。これは凄い。2人のシーンでは、太一が僕に合わせてくれた。本当にありがとう」と感謝の言葉を送った。(撮影:小山伸正)

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