「一時は介護うつとなり、自殺まで考えました。その後も、私自身4度の入退院を繰り返しました」

 そう語るのは、小山明子(75)。’96年、夫で映画監督の大島渚さん(78)が脳出血で倒れて以来、献身的な介護生活は足かけ15年になる。

 10月30日、結婚50周年を迎えた彼女は『小山明子のしあわせ日和-大島渚と歩んだ50年-』を出版。だが、ここに至るまでは苦難の連続だった。大島さんが、体の不自由になったショックから家族にその鬱憤をぶつけたこともあったという。

「でも、私はその気持ちが分かるし、生きているだけでもありがたいと思い、彼が私に八つ当たりできることがうれしかったんです」

 今では、一日の何気ない出来事を夫に話しかけるのが日課になっているという。「ときにはチュウをしてあげたり、パパがいちばん素敵だから」とノロケる一幕も。

「想像していた老後とは違っていても、介護の現実を受け入れ、気持ちを切り替えて『今がいちばん幸せ』と思うことで、明るく過ごすことができるんです――」

 夫婦が歩んできた苦難の道のりと、それを乗り越えた“笑顔の今”を本誌で独占告白!

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