KARAの事務所への専属契約解除問題は、日韓の報道も過熱し混迷の様子を見せている。

ハラが契約解除を撤回したとの報道があり、またメンバーの母親がインタビューに答えるなど進展を見せている。
そして渦中の3人のメンバーが公式立場を以下のように発表。

1.「5人のKARA」を望む。
メンバーが本当に望んでいるのは「5人組のKARA」だ。KARAのメンバーは5人のKARAが活動を継続できることを希望している。会社との関係で法的な問題があるが、メンバーは5人が引き続き一つのチームとして活動することを第一の原則と考えている。
2.「現在のKARAの活動が重要であり、会社は次の問題」
KARAのメンバーの立場で最も重要な事項は「KARAの活動」だ。KARAの活動が重要であり、マネージメント会社はアーティストの活動を支援するのが基本的な役割だ。会社にアーティストが従属しているのではない。私たちの問題提起もその点が核心だ。
3.「信頼できるマネジメント専門家を望む」
KARA側はKARAの能力と実力を十分に発揮できる専門的な芸能マネージメント会社のサポートを望む。芸能マネージメントの基本は信頼と専門性だと考える。またメンバーが望む所属事務所との関係は垂直的な上下関係でなく、信頼に基づいた水平的な協力関係だ。私たちは現在の会社が専門性を欠き、信頼関係が築けていないと何度も指摘してきた。
4.「DSPメディアはメンバーの分裂を助長する行動を直ちに中止すべき」
KARA側も「今回の事態の本質はメンバーと所属事務所の問題であり、決してメンバー間の問題ではない。メンバー間の不和がないにもかかわらず、所属事務所が介入し、メンバーに個人的に連絡してグループを分裂させている。メンバーのために誠意ある行動をとることを強く望む」
(『中央日報』報道より)

その後、3人の契約解除に黒幕の存在を匂わせる報道が韓国マスコミで続いた。事務所もその存在について「見当は付いている。その人物がメンバーの母親と接触し移籍金を提示して勧誘した事実がつかめれば法的な対応も考える」取材に応じた。

そんな中、3人の代理人が会見。
会見では「メンバーと親が望んでいるのは5人のKARAの活動の継続と会社の信頼と専門性望むことである」と伝えた。ここでクローズアップされたのは、脳出血で昨年倒れた社長に代わりKARAのマネージメントを総括した現社長=前社長夫人との軋轢。現社長の芸能プロダクションの経営経験のなさからくる不信感。それは「能力に見合う専門的な事務所を望む」という言葉に表れている。

しかし、21日になって事態は急展開。両者の関係者の話から、和解に向けて大きく動いているとの報道が流れた。業界内の大物仲介者により、事務所、メンバーの両親との協議を進め分裂回避に向けた最終調整にはいっているという伝えている。

テレビ東京の主演ドラマや大手のCMの話などもある中、長引けば打ち切りや違約金の問題も出ることもあり得るだけに今後の動向が注目される。

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